とりん

劇場版ポケットモンスター みんなの物語のとりんのレビュー・感想・評価

3.6
2024年26本目

人気TVアニメ「ポケットモンスター」シリーズの劇場21作目。
前作から一新されたのか、当時放送されているTVアニメとは登場人物がリンクされない、当然サトシとピカチュウはいるが、それ以外の一緒に旅している仲間とかは出てこず、2人を中心としたパラレルな番外編になっている。
その前作は初代のリバイバルとオマージュもあり登場劇場で観たが、本作は初鑑賞。ストーリーや構成的にも前作より良かった。

彼らの世界では当たり前のようにポケモンがいるけど、ポケモンと人間の共存についてに視点を当てて描かれており、考えさせられる部分もある。
とはいえ全年齢に観れる作品であり、ストーリーもわかりやすいし、コミカルなシーンも多い。ポケモンバトルシーンも有れば、ゲットシーンもある、お馴染みのロケット団も出てくるし、ゲストキャラの新キャラも多数。
登場するポケモンはなぜか金銀までのポケモンがほとんどなのは気になったが。(個人的にはそこが世代なのですごく嬉しいけど。)

みんなの物語の意味はイマイチわからなかったけど、普段のポケモンを知らなくても結構楽しめるのはかなり良い。
新キャラたちは、俳優によるゲスト声優なのだけど、あまりにもその人すぎてかなりイマイチだった。その中での野沢雅子や山寺宏一、水瀬いのりといった本職ゲスト声優がいるので、差が歴然としすぎていてより残念感がある。
ルギアの力によって成り立つ街というすごい設定だし、かと言って当のルギアはオマケ感あるけど、前作にホウオウ出てきたから今回はルギアな感じもする。
もっと上手くやれば効率良いのになんて、いろんなツッコミどころもたくさんあるのだけど、まあまご愛嬌なところもあるかな。気軽に楽しめる作品で良かった。
とりん

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