koya

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角のkoyaのレビュー・感想・評価

4.0
タイトルがいいですね。Pretty in Pink。
『恋しくて』と同じ、監督はハワード・ダッチですけれど、製作、脚本はジョン・ヒューズ。
いわゆる80年代ジョン・ヒューズものです。

アメリカの80年代のハイスクールものなのですが、主人公のアンディ(モリー・リングウォールド)は、成績はいいけれど、貧しい家庭の高校生。幼馴染で、お調子者だけどアンディの事が大好きな同級生のダッキーがいつもまとわりついている。
でも、アンディが好きになったのは、大金持の息子、ブレーン。

家が貧しいとはいえ、アンディはおしゃれですね。
なかなか凝った洋服の組み合わせをしています。アルバイトで中古レコード屋で働いているのですが、なんかそのお店がセンス悪くて??
ジョン・キューザック主演の『ハイ・フィディリティ』の舞台となる中古レコード屋の本格ぶりと比べるとお遊びみたい。

さて、ハイスクール生活もなかなかサバイバルで、金持の家の奴らはもうつるんで派閥組んでるし・・・
ブレーンからプロムに誘われて、喜ぶアンディですが、金持グループから排斥されそうになって・・・・と『恋しくて』もそうだけれど、同じ白人同士のハイスクールの中の貧富の差みたいなものがベースにあります。

ちょろちょろするダッキーが、最初は鬱陶しい・・・アンディのお父さんに直接「結婚しようと思ってるんだけどさ」みたにぺらぺらしゃべるぺらぺら男なんだけど、好い所もあるんだよね、って狭いけれど、救いのある世界。
いや・・・私、アメリカ人で高校生じゃなくてよかった。
絶対、プロムなんて誘ってくれる子、いなかったから。
koya

koya