【真実の行方】
※Netflix作品・ドキュメンタリー
最新作の「死霊館のシスター」を観たばかりの僕がこんなことを言うのは何だが、心霊やオカルト好きの人には別の意味でぜひ観てほしい。
真実は何か、考えさせられるドキュメンタリーだからだ。
本当はやっぱり人怖(ひとこわ)かもしれない。
アメリカ、コネチカット州フェアフィールド郡ダンベリー。
ここで起きた少年に悪魔が取り憑き、結局は除霊されたという出来事をきっかけに悲劇的な事件が起きるのだ。
ここに、映画「死霊館」やエンフィールド事件、アミティビル事件などで知られるウォーレン夫妻が大きく関わる。
少年の除霊を補佐していた若い男性が、映画「エクソシスト」ばりに「代わりに俺に取り憑け!」と言ったばかりに、その後、彼が起こした殺人事件は混乱し、悪魔が彼に殺人を犯させたとして裁判にまで発展するのだが、その顛末や、今でも悪魔が取り憑いたと言う人々、そもそも当時から疑いを持ち、後に細かい事まで調べた関係者の証言は興味深い。
そして、ウォーレン夫妻とはいったい何者だったのか考えさせられる。
オカルトに対するもう一つの視点ということで興味のある人はぜひ観てみてください。
思いがけず興味深かった。