kazu1961

勝手にしやがれのkazu1961のレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
4.2
「勝手にしやがれ」
原題「A bout de souffle」
1960/3/26公開 フランス作品 2018-042
再鑑賞

本当にオシャレ!!
言わずもがなのヌーベルバーグの記念碑的作品で、アメリカン・ニューシネマにも多大な影響を与えたい作品ですね。
画面の連続性を無視してショットを繋ぎ合わせるジャンプカットという技法を用いたり、手持ちカメラでの街頭撮影、高感度フィルムの利用、即興演出、隠し撮り、唐突なクローズアップ、などこれまでの映画の既成概念をひっくり返した自由な撮影方法で、見事に主人公の破滅に向かう刹那的な生きる「青春」を見事に演出しています。
そして、台詞の言い回しも凄くオシャレで考えさせられ、共感することが多いですね。
この主演で一躍スターになったベルモントは私の子供時代の憧れの象徴でした。ジーン・セバーグもヌーベルヴァーグの象徴的存在でした。
そして印象に残るラストシーン、やはり映画史に残る素晴らしい作品ですね。

ジャン=リュック・ゴダールの初長編監督作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品。原案はフランソワ・トリュフォー、テクニカルアドバイザーとしてクロード・シャブロルも参加している。警官を殺してパリに逃げてきた自動車泥棒のミシェルは、新聞売りのアメリカ留学生パトリシアとの自由な関係を楽しんでいた。パトリシアはミシェルの愛を確かめるために、彼の居場所を警察に伝え、そのことをミシェルにも教えるが……。2016年にデジタルリマスター&寺尾次郎氏による新訳版が公開。
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