とりん

テイラー・スウィフト:THE ERAS TOURのとりんのレビュー・感想・評価

4.1
2023年76本目(映画館30本目)

2023年3月からスタートし、様々な記録を塗り替えているTaylor Swiftのツアーを収めたコンサートフィルム。
まだツアーは続いており、来年秋まで世界各地を回る予定であるが、既にアメリカ全土を巡るツアーは一旦終了し、その最終地にあたるロサンゼルスSoFiスタジアムでの模様を収録している。
ここ日本でも来年2月に東京ドーム4Daysが予定されており、自分も運良くチケットが取れたので参戦予定。
今回のツアーはいつになくチケット争奪戦ともなったようで、こうしてライブフィルムとして世界的に公開してくれるのは非常にありがたい。でも日本含めアメリカ以外ではまだ公演があってもないのにやるのかとか、自分も生で観る予定があるのにここで観ていいのかという気持ちはあったけど、当日は絶対テンションおかしくなってちゃんと観れないし、席も近いかわからないから大きいスクリーンでしっかりとパフォーマンス観れるのは良いことではと思い、公開初日に観てきた。

いやはやライブフィルムでこのレベルなのという驚きと感動でいっぱいだった。なんなら開始2曲でもう泣いてた。
ツアーコンセプト通り、全キャリアを振り返り、これまで出したアルバムごとのパートでまとめられた内容になっていた。だから当然ながらセトリは凄まじいものになってる。映画用にカットされているとはいえ、3時間弱の内容である。
各パートごとによって衣装もセットもガラリと変わるし、どれだけお金かけてるんだと。ダンサーも多いし、コーラス隊やバンドセットもしっかりいて、この内容ならあのチケット代安い気がする。というかこのセット、ワールドツアーで持ち回れるのかな。日本も是非フルセットでお願いしたいところだけど。

今回Dolby Atmosで観てはいたので音響は凄く良かった。
でも最初はもう少し音欲しいなって思ったけど、Reputationから音がドカッと来たし、1989、Midnightsもだけど、低音バシバシ鳴りすぎて、身体全体で浴びるようだった。
Speak Now以降はまともにライブ映像すら観てなかったけど、セットはこんなに豪華なのかとつくづく思わされる。演出凄すぎて、1回だけじゃ堪能しきれない気がするなぁ。1公演分しかチケットないけど、どうにかして複数回行きたくなるな。映画でさえ何回も行きたくなった。
衣装チェンジもしっかりそれぞれの時代に合わせてきてるし、演出含んだ雰囲気も素晴らしい。ダンサーもそれぞれでドラマ描いてるし、どこを目で追えばいいのやらパニックになりそうだ。でも今回は映画だからテイラーに集中できるけど。

実際のライブではVIP席でもないし、遠い距離からになるけど、映画館だと最前という素晴らしい位置で観れたのは感激だなぁ。
既に全米では公開2週連続1位を記録し、1億ドルを突破、コンサートフィルムとしても最高興行収入となっている。今回のツアーがこれだけ話題になれば映像化、少なくともこの映画のフィジカル化、もしくは配信はされそうな気もする。
本編ではなかった"Long Live"がエンドロールで聴けたのも良くて、エンドロールではテイラーのお茶目な姿も観ることができたのがまた素晴らしすぎた。
この内容を実際に観て精神保てるのか今から不安になってきた笑
とりん

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