軽度の知的障害者の22歳の女性・来栖玲。生まれつき、小柄なためよく子供と見間違われ、 自分が“障害者”扱いされることに対しての葛藤を常に持っていた。大好きな父を亡くし、 また母・来栖梨加も精神障害者となりネグレクト状態に。一時は母と離れ施設で過ごしていたが、現在は同居している。 施設で玲の最大の理解者となる精神科医の柊早苗と出会うも急死しにより再び心を閉ざしてしまう。 柊の後任に来た若い医師を受け入れられず通院を拒み続けていたある日、その医師の後任に新たな医師、恵比寿丈が着任する。 梨加はまともに家賃を払えず、遂には退去を求められ、母に見捨てられそうになった玲は、デリヘルのバイトに応募してしまう。 良く分からぬまま契約書にサインをしてしまい、お金を受取ってしまう玲。娘から渡されたそのお金に母、梨加は不安を感じる。 デリヘルで撮影することになった玲は、そこに所属するカナと共に逃亡する。荷物を取りにマンションへ戻った玲に梨加は 「あんたのせいでパパは死んだ」と言ってしまう。 決して口にしてはいけないコトバへの後悔と自分のふがいなさに涙し崩れる母、梨加。 一方、部屋を飛び出した玲を恵比寿が追うのだが・・・。
児童養護施設で⺟の迎えを待ちながら暮らす優太(⽩⿃晴都)。ある⽇、偶然⺟の居場所を知った優太は、会いたい⼀⼼で施設を抜け出した。しかし、そこにいたのは同居する男に依存し⾃堕落な⽣活を送って…
>>続きを読む生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠(小南希良梨)。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田(上西雄大)が空巣に入る。幼…
>>続きを読む児童養護施設で育った西園オトセ(朝比奈めいり)は、施設を離れホテルの清掃係として働き始める。自立の道を模索しようとするオトセの前に、14年間音信不通だった母、陽子(並木愛枝)が突然現れる。…
>>続きを読む舞台は大阪新世界。かつてヤクザの組を潰して廻っていた村上勝太郎(通称・勝吉=赤井英和)は、自身のボクシングジムを営んでいたが、練習生がジムで覚醒剤取引きをし逮捕されたことでジムを畳む。その…
>>続きを読む大阪の西成に住む生活保護受給者の日雇い労働者・土師晤郎(上西雄大)。西成では「人殺しのゴロー」 と異名を持っている男。だがゴローには、なぜそう呼ばれているのか、自分がなぜ西成で日雇い住まい…
>>続きを読む実の母親・妙子と、義父の辰郎、そして辰郎の連れ子である稔と4人で暮らしている優樹菜。彼女は東京近郊の北関東のとある街で、デリヘル嬢として働いている。辰郎は酒に酔うと、妙子と稔には暴力を振る…
>>続きを読む市役所の生活福祉課に務める佐々木守(北村匠海)は「職場の先輩・高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」と同僚の宮田(伊藤万理華)から相談を受け、真相究明の手伝…
>>続きを読む功一は仕事一筋人間で生きてきたが、家庭を顧みず、妻とはすれ違いが続き、娘とも仲が悪かった。ある日、若年性パーキンソン病だと診断されるも、それを受け入れられず、一人孤独を抱えてしまう。職場で…
>>続きを読む(C)「うさぎのおやこ」製作委員会