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ひとくず
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目次

ひとくずの作品紹介

ひとくずのあらすじ

生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。 虐待されつつも母親を愛する鞠。 鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。金田は鞠を掬うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜に力ずくで、母親にさせようとする金田。 しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。 そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近付いていく、、、。

ひとくずの監督

ひとくずの出演者

原題
製作年
2019年
製作国
日本
上映時間
117分

『ひとくず』に投稿された感想・評価

hiropon

hiroponの感想・評価

5.0
  
久しぶりに凄い作品を観ましたー 😮‍💨

韓国映画で味わう不埒な感じでも無く
これは日本映画 ″愛″ __ がテーマ❤️‍🔥

しかもかなり熱いです __ について
こんな描き方があるのか 描いて良い
のか 何という映画なんだー 👏🏻🥹✨

心底 揺さぶられたし 刺さった __ 🪡💥
本当に凄い作品 ズッシリくる重圧 充実 💦

純粋過ぎる これだけ辛い目にあったのに なんてこんなに優しい作品なんだと思う …… 🥹✨


虐待が生む 負の遺産だけど 経験した彼等が見せる強さ 決してブレはしない …… 金田(上西雄大監督) 自身が演じられていますが 寡黙な熱い❤️‍🔥ドラマを見せられる 言い訳なんて必要無い …… 😭✨✨ 


本物の家族 本物の映画だからこそ 伝わる熱量は半端無い これは 素晴らしい作品です …… 👏🏻🥹✨

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
【あらすじ】
虐待され、外から鍵をかけられて出られない少女・鞠。
そこへくず男の金田(カネマサ)が空き巣に入る。
それ以降、鞠の家に出入りし、鞠を救おうとするカネマサ。
ある時、鞠の担任が家庭を訪問。そこに母親・凛とその恋人が戻ってきて修羅場に。
さらに担任を追い出した後、カネマサがいつものように窓から入って来て・・・。



👇以下、ネタバレ含みます👇
      ・
      ・
      ・


【所感】
本当に凄い作品を観てしまった。
ジョーカー🤡への強烈なアンチテーゼ。
そうなんだよな、クズな奴って初めからクズで、社会的にどうとか、親に裏切られたからとかじゃない。
生まれてからずっと社会性を排除された環境、境遇にいるから、人の気持ちが分からない、どう生きていけばいいか分からないのだよ🙄
そういった、リアルな「負の連鎖」によって、世の中の"くず"達がつながる。

全編を通じて、カネマサの回想シーンが逐一挿入されて、鞠の境遇と重なるようになっている。
狙いすぎだろと思うぐらいに、昭和感が漂っているが、これぐらいが丁度いいんだな☺️
上西監督がVシネ畑出身と聞いて、妙に納得。
担任の先生と児童相談所の職員が家に押しかける場面でも、やりとりをしている人物を映さず、鞠と凛の親子の表情をひたすら映していて、本当に人物の心情、表情にフォーカスするシーンが多い。

「アイス食うとな、嫌なこと忘れんだよ。」
タバコ🚬やアイロンの熱による虐待と対比させた、冷たいアイスクリームの演出。
エンドロール後のラストでも、ベタにアイスを差し出すシーンが。
母ちゃん、ハーゲンダッツじゃなくてスーパーカップかよ(そこじゃない😇)

【小話】
本作は、インディペンデント作品であり、予算も限られているので、色々なエピソードが。
冒頭の鞠の散らかっている家は、少年時代のカネマサの母親役、徳竹未夏さんの自宅で撮影。
その後のシーンでも、だいぶ派手にやり合っていたので、ホントにええんか?と思ったり😂
そして、監督の自宅も空き巣に入られるシーンに使用して、メチャクチャにしてしまったり😅
監督が焼肉屋を経営しているという事で、あの名シーンにつながったというのも、中々のファインプレーでは。
「泥棒のおじちゃん‼️」というセリフで笑いをとりつつ、カネマサが涙を流す素晴らしいシーン👏

【まとめ】
カネマサ、鞠、凛に感情移入できる人なら、ブッ刺さる映画なのではないだろうか。
わしも、流石に凄惨な虐待を受けたり、人の道を外れたりといったことはないけど、人生を一度ドロップアウトした"ひとくず"なので、本当にブッ刺さる。
絶妙に不器用で違和感のある描き方なのだけど、胸糞悪いとか、なんかわさとらしいといった違和感ではなく、むしろ清々しい後味で、正にブッ刺さる。
万人にはオススメ出来ないけど、"ひとくず"だと自覚している方は必見の作品です👍
maruco

marucoの感想・評価

4.4
「ひとくず」観ました。
この文字づらはどうかしたら、
いとくず(糸屑)にも見えます。
なかなかケレン味のある巧いタイトル
だと思いました。
作品の大筋は「児童虐待」です。
この主役となるカネマサなる男を
本作の監督脚本プロデューサー
である上西雄大さんが自ら演じます。
上西氏は役者であり演出家であり
劇団主催者です。
渋くカッコいい方です。
地味で静かな面立ちです。
この児童虐待の実態詳細などは
今では色んな情報 映像で周知のことと
受け止め 割愛させて頂きます。
本作は色んな方にご覧頂きたいです。
と申し上げつつ、
本作ほぼ満席でした。ご覧になる
皆様方の本作への意識が高いことに
胸が熱くなりました。そして
この入場の列にご一緒できることが
心地良かったです。
人間社会の中で決して
無くなることがないであろう、
児童虐待 育児放棄への警鐘
この難しいテーマと、
片方では
俗に言うアウトレージ風味の
黒い闇社会の犯罪組織も
娯楽映画として観ることができます。
maruco実は本作鑑賞は迷いに
迷いました。
幼き子への虐待シーンは辛く、
見るに堪えない。そして
胸が張り裂ける体験を要します。
仮にそれらを鑑みても
観てよかったと思いました。
皆様、最後の最後まで
完全に場内が明るくなるまで
離席退席してはなりません。
愛に満ちた美しいラストシーンを
観て頂き満喫して頂き
キレイな感動の涙を落としものと
して劇場を後になさって下さい🙇
蛇足
本作、
名も無き隠れた名優の宝庫です。
毎回同じお顔のタレント俳優の方達へ、
僭越ながらmarucoからも
改めて警鐘を鳴らしたいです。

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