脱北者の厳しい現実
結核の妻を助けるために北朝鮮から中国へ渡った父と子の悲劇を描いた人間ドラマ
生々しく残酷な物語で救いもなければ光もない でもこれが現実なのだろう
あまりに健気すぎる優しい息子がかえって物語の息苦しさを高める
しかも字幕が敬語になってるせいで尚更良い子に感じてしまうからキツい
さすがにエンドロールで幸せだった日々が流れてくるもんだから我慢できなくなって涙…
『網に囚われた男』『JSA』と北朝鮮関連の重苦しい傑作映画がありますが、本作にはノンフィクションのようなリアリティがあり、それらより容赦がない…
本作は実際に脱北した方が制作に携わってるようで、フィクションとはいえかなりリアルなんだと思います
北朝鮮における絶望という名の貧困の現実をまじまじと突きつけられる
気持ちは重くなるけど観るべき映画だと思います
2020 自宅鑑賞 No.236 GEO