最後の希望ガメラ、刻の揺籃に託す
金子修介監督、脚本 伊藤和典
特技監督 樋口真嗣 1995年製作
主演 中山忍、伊原剛志、藤谷文子
勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日11月27日は、なんと「ガメラの日」＼(^o^)／
1965年11月27日は、ガメラシリーズ第1作となる「大怪獣ガメラ」が公開された日なんですよ～(^-^)/
これは東宝のゴジラシリーズの成功を見た大映が、こちらも負けじと怪獣映画を作ろうと取り組んで、発表したものです。ちなみに、この当時、怪獣は当たる！と感じた大人たちの思惑で(笑)、1967年に日活からは「大巨獣ガッパ」が、松竹からは「宇宙大怪獣ギララ」が作られ、この時期は後に「怪獣ブーム」と呼ばれることになりました。
鳴り物入りで発表された「大怪獣ガメラ」が予想外のヒットになったことを受け、大映では、このあと次々と製作され、昭和のガメラシリーズは全8作作られます。
僕はゴジラ同様、このガメラシリーズも大好きなんですよね～( ¯−¯ )ﾌｯ
さて、本来なら、第1作の「大怪獣ガメラ」をレビューすべきなんですが、残念ながら、持ってないんです(T_T)
そこで、怪獣映画のエポックメイキング作品と言える平成ガメラをレビューします！
特に、2作目の「レギオン襲来」、僕は初ゴジ、シンゴジに匹敵すると思うほど好きなんです( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
本作は、ガメラ誕生30周年記念作品で、監督は金子修介さん、これを含め、三部作が製作されました。これを平成ガメラシリーズと呼びます。
金子監督の仕事も素晴らしいけど、脚本の伊藤和典さんの功績が大きいなぁ。伊藤さんて、「うる星やつら」や「パトレイバーシリーズ」の脚本に関わっていた方で、この手の話がお得意ですよね。本当に面白い。
そして、特技監督が樋口真嗣さんです。このガメラの特撮で一気に名を上げました( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
この作品は僕ら怪獣映画ファンに、怪獣映画の新しい未来を見せてくれたと思っているんですよ。素晴らしい作品群なんです。
僕が思う一番のポイントは、その撮影アングルです。
怪獣映画は怪獣の巨大さや迫力を煽るために、下から舐め上げるように撮りますが、さらに一歩踏み込んで、真下からのアングルや足元のクローズアップ、建物の中からの映像など、迫力を出すための撮影がこれでもかと映されます。撮影視点が地上にいる人間目線となっているんですよ。そういった映像の工夫が半端ないのです。
また、テレビ局のハンディカムでの撮影場面では、途中、白黒の映像に切り替わるんですが、まるで初代ガメラの映画を観るようでした。
さらに今作は、やはり、自衛隊の全面協力を得て撮影を行ったため、映画に説得力がありますよね～。素晴らしいリアリティ。
ところで、陸自と海自はすぐに協力が得られたそうですが、空自はガメラに撃墜されるシーンなどがあっては困る！と申し出があり、戦闘シーンはなしという条件での参加でした。だから、空中でガメラとニアミスするなどのシーンはなし。そんな撮影の苦労が、「市街地上空での攻撃は許可できない」のという苦し紛れのセリフに残っているようです( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
【ガメラとゴジラって、何が違うの？】
ゴジラとガメラの違いはいくつかありますが、まずは、ガメラは飛ぶということですよね。
ガメラの飛行シーンは、なんと言っても、手足を引っ込めて、回転しながら飛ぶシーンに痺れますよね～！また、足だけ引っ込めての飛行も好きです。
よく、ガメラの模型で遊んだものです( ¯−¯ )ﾌｯ
今も僕のテレビの上にはガメラの模型が飾られています(笑)
次に、ガメラは血を流すんです。
ガメラの血の色は緑なんですが、敵の攻撃を受けると血が流れ、それがなんとも痛々しい。それ故に、「ガメラ、頑張れ～」とすごく感情移入してしまうんです。特に、次作の「レギオン襲来」は痛々しさのピークが観られますよ。ぜひ、泣いてください(T_T)
そのあとは海に入って怪我を癒すなど、とても生物的な姿が怪獣らしくなくてグッド👍
そして、もっとも根本的な違いになりますが、ゴジラは原水爆の実験により生まれた破壊王ですが、ガメラは地球の守護者として人工的に造られた存在なんです。
今作では古代文明である「アトランティス」により、ギャオスから地球を救うために造られたと語られています。なんともトンデモな話(笑)
でも、こういう話、好きですよ～＼(^o^)／
出演者の藤谷文子ちゃんは、あのスティーブン・セガールの娘さんですね。独特の顔立ちしています。今作では、ガメラと心を通わせる巫女のような存在でした！
ヒロインの中山忍さんは、可愛いだけで、ちょっと棒でしたが、嫌いじゃありませんよ。でも、僕のナンバーワン・ガメラヒロインは、次作の水野美紀さんです( ˘ ˘ )ｳﾝｳﾝ
最後に、
夕日をバックに東京タワーで休むギャオスのシーンは、たけちゃんによって「新3大 夕日をバックに怪獣が映るシーン」に勝手に認定されています！(笑)
螢雪次朗さんにもご注目を(｡･ω･｡)ゞﾋﾞｼｯ!!
