最近の映画記録、今日は「あの人が消えた」を見てきた。
監督は「お前はまだグンマを知らない」の水野格。TVドラマ演出からの劇場第2作目。
日テレ製作でTOHO NEXT配給。こじんまりした規模である。
これ、予備知識なしでみたが意外と面白い。
もうちょっとで、内田けんじ「鍵泥棒のメソッド」みたいになれたかも。
多摩市で宅配便の配達をしている若者が、「人が消える」という噂のアパートを担当した事で事件に巻き込まれ…という大枠。
ごく狭いロケーションで低予算ながら、ホラーやクライムサスペンス、コメディなどジャンルがどんどん切り替わっていく。
予備知識入れず見て吉だった。
TV的な画面の安さは仕方ないが、キャストの芝居がイマイチなとこもあって勿体ない。
あと、シリアスなシーンに比べてコミカルなシーンの編集・撮影がいまひとつだなと思った。
とはいえ、お話やアイデアについてはかなりのもの。
この脚本を監督自身で書いてるのも偉い。
以下余談。監督のインタビューを読むと、プロットツイストやジャンルのクロスオーバーに関してかなり意識的。
モデル作品も洋画が多くて好感が持てる。
https://otocoto.jp/news/ano-hito0912/