女学生に惚れられた、彼女より18歳年上の男の物語。
彼は女学生の姉（なんと、判事！）に惹かれる。

面影を残し、可愛く成長しているシャーリーテンプル。
彼女を見ているだけでも楽しいが、対比する姉マーナロイも大人の女の魅力を発揮し、負けてない😊。
グラントは相変わらず体を張ったシーンを難なくこなす。

オスカーの脚本賞を取っている本作だが、物語の粋さがいまいち自分にはわからなかった。
気楽には楽しめたが、それ以上のものは特に感じず。

AFIの役者トップ25のテンプルのシークエンスで出てきて、いつか見たいと思っていた作品なので、観られて満足😁。

販売元に感謝！

'21 11/19 ジャケ写掲載していただきました。

アーヴィング・G・ライス監督による、【三角ラヴコメ】。　

アカデミー賞 脚本賞受賞作品＊

喧嘩騒動の容疑者、ディック（ケーリー・グラント）を担当する判事が姉のマーガレット（マーナ・ロイ）で、その妹、スーザン（シャーリー・テンプル）が恋をする、、
↑
この3人の構図は、面白くなりそうでいて、余りにもベタ過ぎて、展開や結末は見え見えだ。
↓
美人姉妹は良いが、ラヴコメという印象は薄い。

姉役、マーナは、良くも悪くもいつものイメージ通り、少し強気なタイプキャスト。
妹役、シャーリーは、少女と大人の間を体現していて良かった！

美男の画家役がケーリーだと、少し紳士（堅物）過ぎてミスキャストかな⁈
敢えて2人をしっくり見せないのが狙いなら適役だが。

クライマックスの誕生パーティは波乱で、ウエット。

終盤の叔父の、、すんなり過ぎて、騒動前に最初からそうしなさいよ‼︎と、興醒め。

◯が◯の◯◯取るなー‼︎
予定調和な締めも残念。


＊注記
アカデミー賞 脚本賞受賞の疑問は、この当時、18歳差の恋愛物は、斬新だったのだろう（【昼下がりの情事】より10年前）と考察。

• #198円DVD

　独身男ケイリーグラントのことが甲冑を着た中世の騎士に見えてしまうという妄想逞しい女学生シャーリーテンプルと姉の判事マーナロイが織りなす三角関係を描いたロマンティックコメディ。ベテラン俳優陣の安心感ある共演や若干たがが外れた応酬も絶品。こういう役回りがめちゃくちゃ上手いケイリーグラントには脱帽。テンプルが自室に忍び込んでいたことにケイリーグラントが気づくと同時にマーナロイ一行が家に押しかけてくるシーンの早さ。この速度はケイリーグラントの職人芸的顔芸によって成り立っているような気がした。