生まれながらの悪女の作品情報・感想・評価

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「生まれながらの悪女」に投稿された感想・評価

大野

大野の感想・評価

4.0
あんなに映える2階って何だ?(というよりも、何であんな風に撮れんだ)
決定的なところで階段!
moku

mokuの感想・評価

4.0
これって悪女か?と思いつつ。

画家役のメル・ファーラー良かったなー。



<ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション>
ジョーン・フォンテインが綺麗、のひとこと。
天然悪女役の彼女を、ひたすら愛でる映画。

内容は、二兎追うもの一兎も獲ず、の典型。
バンプものになりかねない話だが、ジョーンが悪女に見えないのは、
彼女の品格の高さ故か。
一番嫌いなタイプの被害者装う悪女にタイマン張る気でビリビリ。インテリキャリアウーマンのジョーン・レスリーの、その誇りを揺さぶる手管すごい。「愛してるけど嫌いだ」と究極の言葉を吐いたのに、またまんまと寝るのかロバート・ライアン。

値段釣り上げは一回のパターン
登場人物紹介がてらの冒頭のアパートのシークエンスが上手い。『危険な場所で』でもそうだけど、冒頭で各人物のシチュエーションをさらっと紹介する上手いよね。レイさん。

ただ、この映画は、決してへこたれない飄々とした悪女、J・フォンテーンの魅力に尽きる。マジで可愛い上に憎めない!たまらん! ただ、ラスト、彼女がスキャンダルを起こすたびに肖像画が値上がりする演出は、唐突にコミカルすぎてどうかと思う。
社交界版『イヴの総て』。しかしラストまで見ればわかるが、完全に本作はコメディ。
冒頭でジョーン・レスリーはジョーン・フォンティンの鞄につまづいて転ぶ。とまあ出だしからこんな感じ。そのあとはお決まりで、レスリーはフォンティンの周到に置かれた数々の「鞄」によって躓くことに。
ジョーン・フォンティンがたまに『イヴの総て』のアン・バクスターのような表情をするのが面白ければ、本作と『イヴの総て』は製作年が同じなのも興味深い。

「田舎娘の成り上がり物語」としてはさすがに『イヴ』にはかなわないが、それでも見せるところがある。メル・ファーラーを「傍観者」キャラとして配置しているのもいい。
しかし他のニコラス・レイ作品と比べるとまあまあ。