「希望。それは人類が抱く典型的な妄想だ。最大の強さの源であり、最大の弱さの源でもある」
人類最後の街ザイオンには存亡の危機が迫り、ネオはトリニティーが命を落とす夢を頻繁に見るようになっていた。
そんな中、「預言者」から呼び出されたネオは、「キー・メーカー」を探して「ソース」に向かうよう助言される。
その道中、自己増殖能力を得て進化した「エージェント・スミス」に執拗に襲われるが、何とか躱してキー・メーカーを捕らえている“メロビンジアン”と対面するネオたち。
そして、キー・メーカーを奪い取った彼らは、多大な犠牲を払ってソースへの侵入に成功する。
その中核に鎮座する「設計者」と対峙したネオだが、「驚愕の真実」と「究極の選択」に向きあうこととなるのだった...。
前作よりも更に進化した斬新な映像の数々は素晴らしいの一言。
高速道路（すべてセット！）でのカーチェイス、銃撃戦や体術のアクション、そして船やローダーの造形は、観ていて単純にワクワク、ドキドキする。
だが反面、登場人物が多い上にストーリーが難解になってきており、物語の進行を追うだけで手一杯になってしまう人も多いと思う。
マトリックスと現実世界の場面転換が明確でないシーンもままあり、本作は何回か鑑賞して内容を反芻するのが良いかも。
「ああ"リローデッド"ってそういう意味なのか」と腑に落ちるようになると思う。
いよいよ物語の核心に迫り、ネオたちに危機が訪れるラストで、次作への期待度は嫌が上にもアガる。
さあ、最終話へ進もう。
ハナマル！
2020/05/17
