"私のコードネームはアーサー"
1902年_
イギリス貴族オーランド・オックスフォード公は、妻エミリーを幼い息子コンラッドの目の前で殺されてしまう。
1914年_
その頃、ヨーロッパの周辺国は戦争寸前の状態にあり、コンラッドは軍人を志望していたが、父オックスフォード公は反対していた。
そんな中、オックスフォード公が「紳士とは何たるか」を息子に教えるために連れていった高級テーラー「キングスマン」で、軍の指揮官であり友人のキッチナーと出会う。
彼はオックスフォード公父子に、戦争を防ぐ目的で重要人物であるフランツ大公の護衛を依頼することとなる。
だが彼らは、謎の男「羊飼い」と彼が率いる組織が、ある目的のために暗躍していることをまだ知らない…。
『キングスマン』第三弾にして、スパイ組織「キングスマン」の発足に至るまでの物語。
時系列的には、過去二作よりかなり以前の話になる。
いつもの軽快で荒唐無稽なアクション要素に変わりはないが、戦争や歴史的な出来事の裏側、そして親子の絆など、少しシリアス寄りに傾いた内容になっているように感じた。
まあ、マシュー・ヴォーン監督の演出は健在で、ラスプーチンとの戦闘など、きちんとちょいグロで笑える要素もあるので安心して欲しいw。
そしてラストは胸熱間違いなしの円卓!
是非とも自分の目で確かめて欲しい。(エンドロールもお見逃しなく)
過去作を観ていなくても十分楽しめる、『キングスマン』の起源と言える作品だと思う。
ハナマル!
2023/01/22