すんんんごい地味!
殺人事件の容疑者たちの証言を、
ただひたすら映像で再現する。
それだけの話!!!
当然、犯人は嘘をついてるので、
全員の証言を合わせると、どこかに齟齬が生じる。
それを映像で視覚化する的なやつ。
まあ、あれだ。
羅生門の事件捜査バージョンみたいな。
ただ結局、
事件解決のためには誰が嘘をついてるかを確定して、
真実を明らかにする筋書きにはなっちゃうんで、
「お前、嘘ついてるだろ!」
「わーん、ごめんなさい!」
で、あっさり犯人がバレて、
実はこうでした。
っていう、何の捻りもオチもない感。
せめて、
誰が嘘をついてるんや!
で引っ張ってくれればいいのに、
それもなく、
こちらが何を考える間もなくあっさり真実が明かされるから、
置いてけぼり感がすごい。
たぶんサスペンス的な見方しちゃダメなやつなんだろな。
ジェルミの「刑事」といい、
イタリア産の刑事ものはそのへんの感覚が独特だな。
それにしても、
木のサンダルってめっちゃ靴擦れしそう。