だい

殺しのだいのレビュー・感想・評価

殺し(1962年製作の映画)
2.1
すんんんごい地味!

殺人事件の容疑者たちの証言を、
ただひたすら映像で再現する。
それだけの話!!!

当然、犯人は嘘をついてるので、
全員の証言を合わせると、どこかに齟齬が生じる。
それを映像で視覚化する的なやつ。

まあ、あれだ。
羅生門の事件捜査バージョンみたいな。


ただ結局、
事件解決のためには誰が嘘をついてるかを確定して、
真実を明らかにする筋書きにはなっちゃうんで、

「お前、嘘ついてるだろ!」
「わーん、ごめんなさい!」

で、あっさり犯人がバレて、
実はこうでした。

っていう、何の捻りもオチもない感。
せめて、
誰が嘘をついてるんや!

で引っ張ってくれればいいのに、
それもなく、
こちらが何を考える間もなくあっさり真実が明かされるから、
置いてけぼり感がすごい。


たぶんサスペンス的な見方しちゃダメなやつなんだろな。
ジェルミの「刑事」といい、
イタリア産の刑事ものはそのへんの感覚が独特だな。



それにしても、
木のサンダルってめっちゃ靴擦れしそう。
だい

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