わーお。いつの間にか追加されてる。
学生残酷映画祭2023にて公開され、そこで一番評価されていたのが本作「キルマゲドン」。監督は「LOUD」の2人。

2人の殺人鬼カップルとその子供の話を、粗い映像で繋いだインパクト強めなホームドラマ。
他作品がまだ明るかっただけあり、会場もアーカイブもTwitterのTLも、全ての観客をザワつかせた学生残酷映画祭2023で一番パワフルな作品。ラストに持ってきた作品がこれっていうのもデカい。

スナッフフィルム風、そして殺人鬼2人...と聞いて「August Underground」を連想した人は私と同じく回れ右をした方が吉。正直言って私は既視感しかなくて個人的評価は低めなのだけど、私が多分おかしいだけで普通のホラー/ゴア映画ファンなら大歓喜間違いなしの内容だと思います。

正直もうあんまり覚えてないからまた観たい。

記録が残っていたので学生残酷映画祭2023のラインナップと私的評価
↓
FOR WHAT THE DOOR BELL TOLLES★3
頭★2.8
唐突★3.2
キラーレインブーツ★3
同級生14号★3.1
LEGOREMAN★3.7
新パンデミック★3.6
キルマゲドン★2.9

記録だと
視聴 2024年 1月3日

• #Shorti!
• #邦画JPi!

ツイキャス、アーカイブにて鑑賞

残酷学生映画祭2023で今作がグランプリ、観客賞とW受賞したのがただただ納得させられるパワフルな映画で凄い良かった。
大傑作！

OPの荒々しいスナップフィルムから一転、殺人鬼カップルとその子供とのホームドラマを描く

ラストの花火のシーンは映画の格を1段階上げてくれる瞬間で本当に美しく素晴らしかった。

• #ヒロ吉2024年新作短編

殺人鬼カップルが妊娠を機に殺人を止めて子育てを始めるお話

冒頭の露悪的なゴアゴアしい殺害描写の数々から中盤からのホームビデオの移行に大爆笑した。耳をつんざくような悲鳴とノイズ、ゴアに塗れ妊婦を殺し胎児を取り出しては家に忍び込んで無抵抗の人々を撲殺していくなど、本当に最悪なゴアが詰まっているにも関わらず中盤からは何食わぬ顔で平然とホームビデオが始まる。その序盤→中盤からの落差、そしてスナッフフィルムとホームビデオを接続させた終盤に至るまで常に振り回される感覚があり観ていてかなり楽しかった。何より終盤のヒーローが階段下にいる母を見つめる際の構図が完璧で良い。

ポスト『August Underground』なゴア映画を象徴する作品の一つなのかもしれない。序盤はまさに『August Underground』の系列に位置するPOVゴア映画だが、中盤からホームビデオと接続させることで従来のスナッフフィルム映画から脱してドラマ性と批評性を持たせている。
『LOUD』でも見られたゴアとノイズ演出はより残虐になった形で表れており、映画としてもより力強くなっている。小泉&戸巻監督コンビの今後に期待しかない！