グリフィン

愛の調べのグリフィンのレビュー・感想・評価

愛の調べ(1947年製作の映画)
4.2
初見。字幕。
作曲家ロベルト・シューマンと妻であるクララの夫婦愛を描いた物語。

シューマンってなんとなく聞いたことある名前だなぁ。クラシックに疎い俺でも知ってるぐらいだから相当有名な作曲家なんだろう。

精力的に作曲活動をしてるいるシューマン。妻や一部の人は彼の才能を認めているが、なかなか世間からは評価してもらえない。
一方で演奏家である妻クララは才能も周りの評価も高く、演奏の依頼も絶えない。夫の仕事が上手くいかないことへのもどかしい気持ちでいっぱい。たくさんいる子供の世話も大変だ。

一家を支える存在になれないことに対し申し訳ない気持ちのシューマン。芸術家ならではの神経質な一面も付きまとう。
そんな彼であってもクララは見放さずに、ずっと献身的にサポートしてあげる。この健気な姿勢が見どころです。品格があって美しい。
”あなたがあってこその私” そんな気持ちが伝わる夫婦愛の形が素晴らしいね。

不幸があって相手を失っても献身的な姿勢は変わらなかった。好きな人と好きな曲、これを後世に伝えるためならと懸命に奔走する。ここも良いのよねー。
冒頭とラストが繋がってる演出がまた素敵です。周りの観客はわからないことだろうが、まさにいろんな困難があった2人の道のりがやっと報われた、そんな描写だもんなー 感動した

美しいピアノのメロディにうっとり。ここにも注目🎶
グリフィン

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