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特急二十世紀のkazu1961のレビュー・感想・評価

特急二十世紀(1934年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「特急二十世紀」
ORTitle:「Twentieth Century」
▪️First Release Year : 1934
▪️JP Release Date : 1934/11/22
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-266 再鑑賞
🕰Running Time : 91分
▪️Director : ハワード・ホークス
▪️Writer : ベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー
▪️MusicD :
▪️Cast : ジョン・バリモア、キャロル・ロンバード、ウォルター・コノリー、ロスコー・カーンズ、エチエンヌ・ジラルド
▪️Review
🖋スクリューボール・コメディで有名なヌーベルバーグ派の作家たちにも支持が高かったハワード・ホークスが初めてそのスクリューボール・コメディを手がけた作品。後の『赤ちゃん教育』や『ヒズ・ガール・フライデー』までの完成度には届きませんが、それでも全編通して“芝居”をテーマとするストーリーテリングとそれに応じた息つく暇のないコメディ展開はさすがです。

🖋 落ち目の舞台演出家と喧嘩別れしたスター女優が、特急列車内で再会したことから騒動が巻き起こる物語です。ベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーのコンビによる脚本家の素晴らしさもあるのでしょうが、何と言ってもキレのあるトークと演技のジョン・バリモアと、“スクリューボールコメディの女王”と言われていたキャロル・ロンバートの掛け合いは最高です。

🖋ところでジョン・バリモアは、なんとドリュー・バリモアの祖父なんですね!!

🖋物語は。。。
舞台演出家オスカーは、自ら主役に抜擢した新人女優リリーをスターに育て上げます。それから数年、2人のコンビは成功を収めていましたが、オスカーの嫉妬深さを嫌ったリリーは彼の元を去り、ハリウッドで映画女優の道へ。リリーを失って落ち目になったオスカーは、やがて借金取りに追われることに。そんな2人が偶然、特急列車・二十世紀号で鉢合わせ。再起を図るオスカーは、リリーと再契約を結ぼうとしますが。。。

▪️Overview(映画. comより)
自称"ブロードウェイの鬼才"の舞台演出家ジャフィーは無名の大根役者を新人女優"リリー・ガーランド"に仕立て上げ、大成功を収める。だがリリーはジャフィーの干渉と束縛に耐えかね、ハリウッドへと去ってしまう。リリーを失ったジャフィーは半狂乱になるが……。ホークスにとっての全面的なトーキー喜劇映画で、彼独特のスクリューボール・コメディの特徴が既に現れている。
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