ジェリーは、離婚し、定年退職、独り暮らし。彼の元に中国警察から緊急電話があり、マネーロンダリングの第一容疑者という事を知らされ、強制送還を通告される。そして、中国警察のスパイとして事件の捜査に協力させられる羽目に。

2025年・75分・ドラマ

試写会で拝見させて頂きました✨
主人公が、自分の身に起きた出来事を、ドキュメンタリータッチに描く。自らが脚本を書き、メガホンを取り、主演までしてしまった映画（スゲェな🧐70歳くらいなのにw）
離婚している奥さん役は、派手でケバく、大柄の白人男性にマンツーマンで社交ダンスを習っている、かなりの浪費家だが、途中から野村沙知代にしか見えなくなったw
子供は男3人おり、長男だけが結婚しており、次男は住む所を探し中であり、三男は色んなアルバイトで生計を立てている。
主人公一家は台湾人だが、アメリカン・ドリームを目指し渡米しいる為、舞台はアメリカである🇺🇸
ある日、主人公のジェリーに、上海警察から電話が掛かって来、国際的な容疑に掛けられるが、スパイになれば、無罪にすると言われる😲
主人公は、007になった気分で、仕事をこなしていくが、だんだんと衝撃な事実が発覚して行く😱
それが、離婚した元奥さんを含む家族を巻き込んで行くという話🥶
アメリカと中国間を電話でやり取りしているが、警官が実態として目の前に現れたりと、凝った撮影方法が随所でされており、見所がたくさん👏

【グローバルなハナシ】

一時帰国中に連絡が取れなくなっていた中国人大学教授と突然連絡が取れなくなって、中国政府に拘束されているのではないかとの憶測が広がっていたが、先般帰国した。
ただ、理由は語られずじまいで、憶測とは書いたが本当だろうと考えられている。

中国政府は主要各国の大使館に警察機構を配置して、在〇〇国中国人が反中国・反共産主義的な活動をしていないか監視、あるいは取り締まりを行い、場合によっては拘束も辞さない姿勢だと言われている。

だから、こんなケースで騙される台湾人や中国人が出てくるのだ。

特殊詐欺なんて言うが、今ではグローバルな問題だ。

中国国内では取り締まりが厳しいため中国の反社会的なグループがミャンマーに活動拠点を設けて、主にアジアで詐欺行為を行っていることは報道の通りだ。
日本のハングレと呼ばれるグループの関わりもほぼ間違いないと言われている。

主なターゲットは善良な市民だ。
映画ではジェリーが初期のアルツハイマー症状だったことが明らかになるが、旧統一教会は認知症初期のお年寄りをターゲットに多額の寄付をさせ、自らの意思であることも宣誓させ、まるまるお金を巻き上げるなど悪質な行為を繰り返していたことが報じられている。

ここにも搾取の構造が当てはまる。

日本では殺人事件にまで発展したケースもあって、無期などの長期刑を言い渡して欲しいと考えたりする。

filmarksさんの試写会で、しかも当日連絡の欠席辞退枠で、汗


"これは全て実話です"
実話の基になった、ズブで素人な本人が主演脚本をこなす、信じられない作品

この作品、少しでも書くとネタバレに繋がるので、あまり詳しく書けませんが、簡単に申しますと奇跡が詰まった作品です

ズブな素人が作った作品に引き込まれ、ハラハラして、切なくなって、胸熱くなる、本当に面白くて素晴らしい作品でした

沢山の方々にこの奇跡の塊のような作品を観てもらいたいと思っております！

• #2025年AKIROCK映画館鑑賞