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サンセット大通りのsaboのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
3.9
鑑賞日2020/06/19

売れない脚本家のジョー・ギリスは借金取りに追われる日々。
そんな折り、一昔前にスクリーンを彩った大女優のノーマ・デズモンドと出会う。
復活を夢見続けるノーマは自らが脚本を手掛ける大作『サロメ』の校正と修正をし、書き上げるようジョーに依頼する。
疾うの昔に落ち目になった女優だが、全てを失いかけているジョーにとっては唯一の助け船だった。
そしてノーマの屋敷に監禁状態で脚本の作り直しを始めたジョーだったが、年の瀬を迎えたある夜、親友のフィアンセで脚本部員のベティ・シェーファーと出会い恋に落ちる。
そんなジョーの心に気付いたノーマは嫉妬に狂わされてゆくが…

**感想(ネタバレ含む)**
前回鑑賞、『マルホランドドライブ』の参考に鑑賞♪
いやー、なんか久々のモノクロ映画で新鮮でした.゚+.(・∀・)゚+.゚
勿論全然世代じゃないんですけど、何故か心落ち着く懐かしさや古き良きといった感慨になるのは不思議です。
特に映画の挿入歌を『劇伴』なんていうのも凄くしっくりきますね♪(●’∇’)♪
ノーマ役のグロリア・スワンソンが即興で演じて見せるチャップリンが無駄にハイクオリティーで仰け反った(笑。
これまさに同じ時代を共に歩いて、本物を見てきた人にしか決して表現出来ない『特別なセンス』ですね。素晴らしい✨
ストーリーは頭から結末がわかっている式なわけで、、なので、所謂『フィルムノワール』特有のタッチや色彩感(白黒映画で言うのもヘンテコですがw)世界観を楽しむための映画といった印象です。
実はもっとドロついた三角関係のお話を思い描いていたので、ジョーが終始ジェントルマンだったのが意外でした。
なので必然的にラストが不憫過ぎます(;>_<;)

あと超個人的感想なのですが、『サロメ』と言えば1987年公開ケン・ラッセルのサロメこそが『マイ・サロメ』なのです。。
私自身、今から20年近くも前に見てとてつもないインパクトだった映画なのですが。。
これがwww当時レンタルしてた行きつけのTSUTAYAに今は無い!
Amazonで購入しようとしたら中古で8,000円。。
…でも時折、無性に見たくなるのです。
どなたかお買い得情報の提供。。
おねしゃす(*-ω人)💕(笑
嗚呼ーーー…なんかまたまたチャップリン見たくなっちゃった。。
これもコレクターズボックスが欲しいけど………
お買い得情報、おなしゃす(*-ω人)💕(笑

ストーリー:3.6
ビジュアル:3.8
音 楽:4.0
キ ャ ス ト :4.0
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