kazu1961

暴力脱獄のkazu1961のレビュー・感想・評価

暴力脱獄(1967年製作の映画)
4.4
▪️JPTitle :「暴力脱獄」
ORTitle:「Cool Hand Luke」
▪️First Release Year : 1967
▪️JP Release Date : 1968/08/03
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第40回アカデミー賞
助演男優賞
▪️Appreciation Record : 2022-108 再鑑賞
🕰Running Time : 127分
▪️Director : スチュアート・ローゼンバーグ
▪️Writer : ドン・ピアース、フランク・ピアソン
▪️MusicD : ラロ・シフリン
▪️Cast : ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J・D・キャノン、モーガン・ウッドワード
▪️Review
とても男臭くて男好きする作品です!!
洗車する悩殺女性のシーン、何度も立ち上がるボクシングのシーン、みんながまとまる道路舗装のシーン、20個のタマゴを食べるシーン。。。とても印象的なシーンが多い作品です。子供の頃何度もTVロードショーで観た作品です。
とにかくポール・ニューマン。抜群の存在感と透き通るような青い瞳で、作品自体を超えるインパクトがこれまた印象的です。
スチュアート・ローゼンバーグ監督の意欲的な本作、コンラッド・ホールがワイドスクリーンで撮影し、囚人内での友情物語から、権威に楯突くストレートな物語へ、そして最後には奇妙なキリスト教寓話となっていく、そんなとても魅力的な映画です。
ポール・ニューマンが反体制的な囚人ルークを演じて絶賛を浴びた作品です。邦題のように荒々しさを感じる印象ではなく温かさすら感じられます。、原題の「COOL HAND LUKE」とは直訳だと「大したやつだルーク」になります。ニューマンが演じるルークのキャラを巧く表していますね。そして、ルークの魅力に惹かれていくドラッグを演じたジョージ・ケネディは本作でアカデミー賞を受賞しました。こちらも素晴らしい演技です。
さらに男くさい映像とは裏腹に、ラロ・シフリンの音楽がエモーショナルな感情をかき立ててくれるのが素晴らしいです。
そしてエンディングのニューマンの笑顔の回想シーンでグッときます!

原作は、1965年に発表されたドン・ピアースの同名の小説(原題:Cool Hand Luke)です。映画化にあたり、ピアースは本作品の脚本も担当しました。ピアースは過去にフロリダの刑務所に収監された経験があり、その時の体験が作品のモチーフになったとさています。
また、映画中の登場人物の台詞であり、本作品の公開時のキャッチコピーにもなった「意思の疎通が欠けてたようだ」(原文:What we've got here is failure to communicate)はアメリカでは非常に有名な台詞になっているんですね。(参考:Wikipedia)

物語は。。。
街のパーキングメーターを壊して収監されたルーク。ひと癖もふた癖もある囚人たちの中、彼はその不思議な魅力で次第に人気者となっていきます。そして彼は残忍な看守を嘲笑うかのように、繰り返し脱獄を図るのでしたが。。。

邦題は全く内容イメージとは違いますね。
▪️Overview (映画. comより)
実際に牢獄生活を送ったことのあるドン・ピアーズの小説を、彼自身とフランク・R・ピアソンが脚色、テレビ「裸の町」「アンタッチャブル」などの演出をしていたスチュアート・ローゼンバーグが監督した脱獄もの。撮影はコンラッド・ホール、音楽はラロ・シフリンが担当した。出演は「引き裂かれたカーテン」のポール・ニューマン、「夕陽よ急げ」のジョージ・テネディ、「エデンの東」のジョー・ヴァン・フリートとディック・ダバロスほか。なお、原作者のドン・ピアースが技術顧問を買ってでているが、彼は囚人の一人に扮して経験者ならではのリアルな芝居もしている。製作はゴードン・キャロル。
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