ろいろい

シックス・センスのろいろいのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.7
💠favorite line💠
"YMaybe we can pretend like we're gonna see each other tomorrow."

🎞️story&information🎞️
高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。
リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。
コールは常人には無い特殊な"第6感"、死者を見る事ができる能力を持っていた。
コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。
そして彼には予想も付かない真実が待ち受けていた――。


監督はM・ナイト・シャマラン。

デイヴィッド・ベンジャミンによってその後のコールの姿を描いたオリジナル小説『シックス・センス 生存者』、『シックス・センス 逃亡者』、『シックス・センス 密告者』が執筆されている。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
1999年に上映されたミステリー作品。

死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の体験する「未知の世界」と2人の交流
そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくかを描いた90年代末の傑作。

間違いなく世界にセンセーショナルな衝撃を与えた作品。
ホラーとしてもサスペンスとしても面白い。
そして、ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても…。

小児精神科医を演じるのはアクション映画俳優のイメージが定着しているブルース・ウィルス。
抑えた演技によりマルコムという稀有な役を見事に演じていた。

そして、霊視能力を持った少年を演じるのはハーレイ・ジョエル・オスメント。
決して大人の俳優に退けをとっていない、いや、それどころかブルース・ウィルスすら食ってしまうほどの天才。
自分の悩みからくる恐怖、そしてそれに立ち向かう勇気と優しさを見事に演じ切っていた。

涙ながらに小児精神科医に秘密を打ち明ける切ない演技、そして母親との真の和解は涙してしまう。

そして"衝撃"のラスト。
序盤から感じていた拭いきれない違和感が解消された瞬間だった。

世間的にはホラーやサスペンス、はたまた"どんでん返し"の作品と見られがちだけど、
私はそれだけではないと思っている。
むしろそれらの要素を抜いても切なく、そして最後には暖かくなれる作品として見れる
小児精神科医マルコムと霊視能力を持った少年コールが互いを救済する「共感」の物語だった。

以下余談。
監督自身が映画に出演している。

—-✄———-✄———-✄—-
story:amazon prime参考
information:Wiki参考
ろいろい

ろいろい