ろいろい

キングスマン:ゴールデン・サークルのろいろいのレビュー・感想・評価

2.4
💠favorite line💠
"Kingsman needs you.The whole world needs you.I need you."

🎞️story&information🎞️
謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃により、キングスマン本部が壊滅。
生き残ったエグジーとメカニック担当のマーリンは、同盟機関に協力を得るためアメリカへ向かう。
表向きはバーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンなスパイ機関、ステイツマンと合流した2人は、彼らのNo.1エージェントと共に組織の行方を追い始める。
一方、ゴールデン・サークルは、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を始動させていた…。
果たして、エグジーたちはその陰謀を阻止することができるのか――。


監督はマシュー・ヴォーン。

映画「キングスマン」シリーズの2作目。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
2017年に上映されたアクションスパイ作品。

英国を飛び出してアメリカをディフォルメしたキャラ&小道具が活躍する「キングスマン」シリーズの第2作。
前作の続編でスタイリッシュなアクションは健在。

なのだけど…
度が過ぎたブラックユーモアや悪ふざけがありつつも1本筋の通っているのが魅力だったはず…
本作ではそれが無いし、脚本が雑で演出が過剰。
しかもその演出も構成も前作の使い回し。

序盤から出てくる超高性能のキングスマンカーは何故かガラスだけ脆すぎるし
終始しつこいエルトン・ジョン。前作でオファーを断って後悔していたらしいけど、いくら何でもゲスト出演枠なのにくどい。
そして終盤あっさり見つかる敵の本拠地。
敵ボスの警備が薄すぎるし、マーリンも取って付けたような不要な展開。
何より敵ボスの動機が薄すぎる。

極めつけはウイスキーの件。
なぜハリーは見破ったのか結局不明確。
ストーリーのキーポイントが脳内補完しないといけない脚本は三流にも程がある。

そもそも複数の物語がまとめっていない。
エグジーとティルデ女王の恋の行方。
エグジーとハリーの師弟物語。
キングスマンとステイツマンの兄弟機関。
これらが噛み合わないまま同時進行されていくから見応えが無かった。

そして終始感じてた違和感。
ドラッグを使用していた大統領補佐官が正義面するラストで理解できた。
たしかに昔は激務をこなす為に映画界隈や日本でもエリートが使用してきた歴史はある。
が、今は違う。認めている国もあるが、ロクな状態じゃない。
ドラッグ使用者を善良な人間と呼ぶ本作は、"健全なドラッグ使用をしましょう"という広告に思えてきた。
(健全なドラッグって医療使用目的以外にあるのかな?)

脚本に変な意図が加わっているような腑に落ちない作品だった。
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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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