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キングスマンのろいろいのレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
3.9
💠favorite line💠
"This ain't that kind of movie, bruv."

🎞️story&information🎞️
17年前に父を亡くし、無職のままロンドンで母と暮らすエグジー。
彼の前に現れたハリーは、普段は高級仕立て職人、だが裏の顔は秘密裏に活動する国際諜報機関のスパイだった。
同僚だったエグジー の父にかつて命を救われたハリーは、エグジーをキングスマンの新人候補としてスカウトする。
並みいるライバルたちの 中、新スパイの座を賭けて熾烈な競争を繰り広げるエグジー。
一方、ハリーは世界規模のテロ計画を進めるIT富豪、 ヴァレンタインの行方を追っていた。
果たしてエグジーは、ハリーの助けを得ながら新たなスパイとなることができるのか――。


監督はマシュー・ヴォーン。

原作はマーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによるコミック『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』。

近年のスパイ映画がシリアスな内容ばかりになっていることを嘆き、
「楽しいスパイ映画を作りたい」と思い立ったことが映画化のきっかけらしい。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
2015年に上映されたアクションスパイ作品。

硬派なスパイ映画と思いきや、ユーモアでぶっ飛んだスパイ映画。
紳士でありながらとことん下品。
そう、、、とことん下品。

やり過ぎグロ上等。
切断、ぶっ刺し、小さな “きのこ雲” が連続して上がる描写の頭爆破。
散りばめられた全方向への嫌味、嫌がらせのメッセージ。
そして極めつけは、主人公とスウェーデンの王女とのAF。

過激・華麗な殺戮シーンで凍り付いてしまい
下品・下劣な娯楽シーンで目を丸くしてしまい
何とも言えないアンビバレンスに酔いしれる。

スパイ映画としての設定や悪漢のバックボーンなどに目新しさはないものの
演出とカメラワークが巧みだからアクション映画として最後まで見ることができた。

批判を微塵も寄せ付けない程の下品さには一種の美意識さえ感じる。

英国人監督、英国人原作、そして英国製作らしい毒が効いた作品を見たい方にはおススメ。

以下余談。
アーノルド教授を演じるマーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)が
リッチモンド・ヴァレンタインを演じるサミュエル・L・ジャクソン(メイス・ウィンドウ)に勧誘されているのが面白い。

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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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