スーパー面白かった！トウモロコシ畑に殺人ピエロが現れるというB級感強めのスプラッタ映画なんですが、全体的にギャグ要素強めだしツッコミどころも満載で見やすい。会場内も人が死ぬたびに拍手したりドッワハハな感じだった。Z世代の主人公とお父さんの親子愛も沁みる。

父親の都合で田舎に越してきた生意気盛りのティーンエイジャーが、街で有名な悪ガキチームに誘われて夜遊びしてたらチェーンソー持ったピエロに襲われる……という導入までは超ベタのベタベタなんだけど、そこからの「ウワーーッ！？それ"アリ"なんですか？？」という展開にブチ上がってしまった。"アリ"なんだwwww

ティーン仲間や怪しい隣人ボーイの存在などキャラクターもみんな魅力的で、いったい誰がピエロなんですか？というミスリードも上手いし、何より全員「死にそう」な感じなので誰から殺されていくのかの順番当てもワクワクする。

舞台がド田舎の村だからこそ映える渾身のZ世代ギャグやyoutuberギャグも笑ったし、ちょっとアメリカ因習村的な話になっていくのも面白かった。そして何よりこの手の映画には珍しいクィアな展開！！！アガりました。絶対日本人好きだよこの映画。私公開決まったら多分もう一回見るもん

この映画、ストーリーもB級感がただようホラー者の映画だけれど、思ったより飽きなかったです。
これは出演者たちが個性的で、それぞれ魅力があったからだと思う。

映画の中で、殺人事件が発生する契機があって、それは、古い小さなアルミの箱のオルゴール。この箱に有るレバーを回すと、音楽がなり、最後にその箱からピエロが飛び出してびっくりさせる、というもの。この箱のオルゴールを鳴らしてしまい、ピエロが出てきてしまうと、速攻で殺害されてしまうのも笑ってしまった。

グロいシーンも何回も出てきたし、殺害されるシーンも、え、こんな風にやられちゃうの？っていうところもあり、意外なところもあって面白かった。
そして結末は言えないが、このピエロが殺人事件を起こす理由も、政治的なもの、そしてその古い村の保守的な考え方から来ているもので、その犯人は意外な人だったのがおどろいた。

そしてやっぱりB級だと思ったのは、パーティーをやっている会場の扉を閉ざされてしまい、この不良仲間たちだけが命の危険にさらされるように仕組まれていたストーリーとか、仲間が次々に殺され、人数が減っていくのに、他の人は、その殺された仲間のことをほとんど気にかけないという感じで、なんだかなーと思ってしまった。

でも結構、追われたり、最後のシーンとかは緊迫感があって、面白く見れたので飽きることはなかった。
でも海外では結構評価が良くて、英語のレビュー見ても良い評価が多くて驚いた。結構、原作からのファンが居るらしくて、とても良く仕上がっていたらしい。

B級ホラーもの好きな人にはたまらない映画だと思う。

どれをとってもB級過ぎた