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訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版の作品紹介

訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版のあらすじ

オリヴェイラ⾃⾝が暮らしたポルトの家、家族、そして⾃らの⼈⽣を辿る⾃伝的な作品。

訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版の監督

マノエル・ド・オリヴェイラ

原題
Visita ou Memórias e Confissões/Memories and Confessions
公式サイト
https://oliveira2025.jp/index.html
製作年
1982年
製作国
ポルトガル
上映時間
68分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
プンクテ

『訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版』に投稿された感想・評価

4.2
 特集上映はいつも1日で全部観てしまうので、楽しみが半減してしまうことにようやく気付いた。あえて今回は禁欲的に金曜から1日1本ずつマノエル・ド・オリヴェイラという至宝の挑戦をしてみた。5本の中でどれか1本を選ぶとすれば『アブラハム渓谷』なのだが、マニアックに選ぶとすれば今作が挙げられる。マノエル・ド・オリヴェイラのフィルモグラフィは今回の傑作選の5本を観ても心底とち狂った傑作ばかりだが、中でも今作を観た後の衝撃は大きい。撮影は1981年で彼が73歳の時。聞き手には『アブラハム渓谷』の原作者であるアグスティーナ・ベッサ=ルイスを指名した異例のドキュメンタリーであり、オリヴェイラの要望は「私が死んだ後に上映する」こと。つまり今作はマノエル・ド・オリヴェイラが73歳の時に撮影された「遺書」のような映像だった。ポルトガルの平均寿命は81歳らしいが、驚くべきことにオリヴェイラはその後、106歳まで生きたのである。しかも最晩年は1年に1本という凄まじい仕事量だった。「遺書」と言いつつも撮影時から33年という月日が経ち、彼自身が言いたいことにはブレが出たのは確かだが故人が描きたかったのはフィルモグラフィから人となりを語るのではなく、家族への想いだった。

 オリヴェイラのポルトの家は大豪邸で、訪問者は姿形のない声だけの男女の幽霊である。まず庭の木々を一通り見た後、オリヴェイラの建もの探訪が始まるのだが、部屋のインテリアがもう家人の記憶を蘇らせる。窓際に置かれた写真立てにはオリヴェイラ家の家族の写真ばかりが曾祖父から孫までズラリと並ぶ。それをオリヴェイラ自身が生年順に紹介する辺りが凄まじい。特に奥様であるマリア・イザベルの紹介場面が凄まじく、旦那と二人三脚で映画を撮り続けた結果、今は花を育てるのに夢中と言いながら数万本の花を慈しむ老婆の姿をフレーム内フレームとしてスーパーインポーズする。自身の映画を創作したというテーブルには花が飾られ、オリヴェイラのメインとなる書斎にはモナ・リザの肖像がオリヴェイラの視線と見つめ合う様に置かれている。カーテンを閉め、16mm映写機でかつてのホーム・ビデオを映写する姿には家族を愛するオリヴェイラの姿が見える。ではどうして今作の製作が81年だったのか?オリヴェイラの家は巨大な繊維工場を抱えた裕福な家で、先代の父から家業を継ぎ、映画監督と工場の運転を生業としてきたがやがて繊維産業そのものが衰退し、莫大な負債を抱えてしまう。マリア・イザベルとの結婚後、子供4人を育て上げた40年住んで来たこの家を借金のカタに売却しなければならない。

 マノエル・ド・オリヴェイラにとっては、そんな苦しい時代に決別の為に撮られた建築映画は、父との約束を果たせなかった工場主としての苦しみ、そして63年の逮捕時の記憶を苦々しく語る。特にこの逮捕時の独白には新たに用意された劇映像が付けられているから怒りもひとしおだったのだろう。国家、家族、工場、そして家という空間が解体され、新たに生まれるのは何か?映画はクライマックスで「トビス・ポルトゲーザ」という名のポルトガル最後の映画撮影所で閉じる。繊維工場も愛する我が家も失ったオリヴェイラは果たしてここに留まり続けられたのか?映画は複数のプロジェクトが並行し進められるのが常だが、ここでオリヴェイラは『ノン、あるいは支配の虚しい栄光』のシノプシスを書いている。実際に製作されたのは90年だから、約10年のブランクがあった。106歳まで生きた映画監督マノエル・ド・オリヴェイラの人となりを知れる必見のドキュメンタリーである。
para
3.8
虚構(映画)を通して現実をみる

オリヴェイラ監督から彼の映画を観る者たちへの遺言書(実際に死後公開するように申し渡されていた)

監督の家族の歴史、家の歴史、ポルトガルの歴史
ファシスト政権、革命などを経験した監督の人生
波瀾万丈の人生なのに緩やかな進行もあり、ついつい室内の装飾や調度品に意識が向いてしまう。

書斎の机の上以外にもモナリザの絵が飾ってあり、そこに自然と目が行くようにスポットが当たっていた理由も知りたい。(モナリザに限らず絵画には思わず目が行く撮影)
ポルトの自宅も奥様の生家もザ・欧州の家という感じで趣きがあり設えられた調度品含めとても素敵。
ブドウを栽培されていたのでワイン醸造されていたのかな。

追記
後日、監督の別作品鑑賞で理解できた点あり。(本作よりも後に撮られた作品だが)
スクリーンを見つめることこそが至福、とカッコいいことを言ってみるが予想通り熟睡した。後半覚醒。
記憶を語るだけなんだがオリヴェイラだから許す。

小学生くらいの女の子が観にきていた。

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