家が船になぞらえられるあたりでほんとに船内のように感じられたり、編集により再構成される空間と半生をさまようカメラ。
投獄される回想のシークエンスでの車の走りぶりなど急にノワールのような佇まいになるの…
オリヴェイラの遺書のような作品。
男女二人の声だけがオリヴェイラの家内部にインサートされていく。この二人のPOV視点で進むが、オリヴェイラの時空とは交差しない。
夜遅くなったから帰ろうかと最後男女が…
最近、「先に死ぬ人」というタイトルで祖母の家に行く漫画を描いたが、それで俺がやりたかったことの完成系を見せてもらったような気持ち。
こうやるんだよ。というレッスン。オリヴェイラ先生、教えてくれて、あ…
家自体はなにも記憶しないはずだが、家を見ながら語れることは多いだろう。家が多く、今の家もデカいので70分ボリュームになる。
アブラハム渓谷しか他は観ていないが、ロケ撮影が好きかと思えば、セット撮影も…
映画は虚構であり現実でもあるという特異な性質を持つわけだが『訪問、あるいは記憶、そして告白』を観ることにより、納得とともに、より映画の沼に嵌り抜け出せなくなる。
声のみで出演する男女2人がオリヴェ…
実際に訪問し映像として記録することと、記憶の創造的な性質に対し同等の価値をみてしまった上で、告白=演出を施す私的かつ開かれたフィルム。それぞれの立場から語られる実際の出来事のディテールはもちろん重要…
>>続きを読む© Cineastas Associados, Instituto Portuges de Cinema