訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版の作品情報・感想・評価

『訪問、あるいは記憶、そして告白 4K 修復版』に投稿された感想・評価

この後まだ33年も生きるとも知らず、73歳の時に遺した遺言ドキュメンタリー。人生の3分の2乙~m9(^Д^)

『アブラハム渓谷 完全版』に酔い痴れたので、オリヴェイラの遺書たるこのドキュメンタリーを。

先日、ごく小さな集まりがあって、山﨑樹一郎、リム・カーワイというお二人の監督さんとお話をする機会をいただ…

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まさしく、シネマトグラフな作品だった。これまでの映画が培ってきた見せかけのリアリズムや現実を取り払い、映画そのもののあるがままを写していくその過程が。
視点に似せた手持ちカメラの動きが突然ズームに切…

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1990
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声によって姿は映さずともその場に存在する「訪問者」の描き方に新鮮さ、斬新さを覚えたのだがそれは、今作が「ドキュメンタリー」というかたちを保ちながらもまるで「フィクション」のような構成にまとめられてい…

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3.5

訪問パートはモンゴメリー『湖中の女』、ソダーバーグ『プレゼンス 存在』などの主観ショット映画を思わせるが、それらと異なるのは完全に無人どころか彼岸的なこの世ならざる空間が現前していること。荒木飛呂彦…

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gureco
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250402---38

先行上映後トークショー
MC 土田環さん(山形国際ドキュメンタリー映画祭/早稲田大学)
GUEST柄本佑さん(俳優)

夏休みを過ごした、ありし日の祖父・祖母の家。
あれは今も、いつでも、帰れるなら帰りたい場所。

そういう、普遍的なサウダーヂ(郷愁 )を感じる場所。

この作品で描かれる「家」と「記憶」の物語は、そ…

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emu
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夜と昼ではまったく雰囲気の違う屋敷の中と外。夢うつつのなかで見た。デュラスのインディア・ソングを思い出す。
3.1

2015年に亡くなったオリヴェイラ監督が自身の死後に発表することを言付けられた作品。監督が73歳の時なのでこの作品の後も多数の作品を作っていたのですがすでに巨匠でした。彼が住んでいた家がメインとなっ…

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オリヴェイラ監督が暮らした築40年の邸宅に佇む記憶と記録、現実と虚構、霊性が行き来する。棕櫚の木が門番。借金しすぎな。記憶と空間は切り離せないか。謎の既視感に襲われる。

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