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幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」
1986/01/25 公開 日本作品 2019-039 再鑑賞

当時、この作品が大好きやったなあ!!
武田鉄矢の坂本竜馬愛が炸裂してました。この時代の傑作青春幕末映画ですよね!!
でもなんででしょうか?この誰よりも坂本竜馬を愛した金八先生が描いた竜馬ははっきり言って
時代考証がめちゃくちゃですし、歴史を完全無視してます。なんといっても高杉晋作がアフロヘアーですもんね。陣羽織にアフロヘアー。演じるのはフォークのカリスマ吉田拓郎!彼のダミ声が迫力があってまたいいんですよね!池内蔵太は ガトリング砲で蜂の巣にされて死んだり、奇兵隊が全滅したり驚きの展開ですよね。(時代背景を少しでも知っていないと人物考証が分からないですよね)
でも私はこの作品が大好きです。若者たちの志と熱量、理不尽な命をかけた戦い、当時のニューミュージックのスター達の出演、そして挿入されるニューミュージック。。この世界観が心に響きます。これぞ青春!!ですかね。
ヒマワリ咲き誇る野原が一変して死体の転がる地獄と化す。その地獄に立ち戦死者に労いの言葉を叫ぶ竜馬は正に神ですよね。
泥臭くも熱い武田節が観る者を洗脳し感動すら覚えるそんな素晴らしい作品です!!

武田鉄矢脚本・主演。幕末の若者・坂本竜馬を中心に、新しい世の幕開けを夢見て命を投げ出した志士たちを描いた青春群像劇。坂本竜馬を敬愛してやまない武田鉄矢が彼の青春を生き生きと演じる。その相方、高杉晋作役は吉田拓郎。また、川谷拓三、伊武雅刀、竹中直人、原田美枝子、浅野温子、菊池桃子ら多彩なキャストが脇を固める。音楽は加藤和彦、オフコースらが担当。吉田拓郎を始め、ニューミュージックのスターたちが幕末の志士に扮して出演し、また主題歌、挿入歌を歌う。長州藩のユニオン号と幕府側の富士山丸の2艘を建造し、長期ロケを敢行するなど、当時はテレビ局や大手企業の映画製作参入が相次ぎ、潤沢な予算で映画製作が可能だった。
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