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ミイラの幽霊のkazu1961のレビュー・感想・評価

ミイラの幽霊(1959年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「ミイラの幽霊」
Original:「The Mummy」
▪️First Release Year : 1959
▪️JP Release Date : 1959/08/01
▪️Production Country : イギリス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-559 再鑑賞
🕰Running Time : 88分
▪️Director : テレンス・フィッシャー
▪️Writer : ジミー・サングスター
▪️Music D : ジョン・ホリングスワース
▪️Cast. : ピーター・カッシング、クリストファー・リー、イヴォンヌ・フルノー、フェリックス・エイルマー
▪️My Review
子供の頃、よくテレビ放送で観たのが本作ですね。再鑑賞してミイラ男もクリストファー・リーが演じてたのを認識しました。ドラキュラの印象しか残ってなかったんですが、ハマー・フィルムではフランケンシュタインもミイラ男もリーなんですね(ビックリ!!)。
本作、『フランケンシュタインの逆襲』(1957年)、『吸血鬼ドラキュラ』(1958年)を大ヒットさせたハマー・フィルムが、同じ主要スタッフ・キャストを起用して製作した、本格古典派ホラーの第3弾。戦前のユニバーサル映画によるホラーの名作『ミイラ再生』(1932年)のカラー版リメイク的作品です。内容には同作に加えて1940年代にユニバーサルが製作した4本のシリーズ作品の要素も、総合的に取り入れられています。
『ミイラ再生』のミイラ男はグロテスクなミイラ姿が冒頭だけで、すぐに人間の姿に復活しますが、本作のミイラ男は最後までミイラ姿のままです。また、ミイラ男の名前も『ミイラ再生』のイムホテップではなく、1940年代のカーリスを採用しています。
キャスティングではカッシングが考古学者のジョン・バニング、リーがミイラ男カリスに配役されました。カッシング=科学者、リー=怪物というハマー・フィルムの黄金パターンが本作でも踏襲されています。戦後のミイラ映画の代表作とされる作品ですね。

193cmという長身を誇るリーが演じたミイラ男は、ユニヴァーサル版でロン・チェイニーJr.やトム・タイラーが演じた巨漢でいかにも動きが鈍そうなミイラ男と異なり、パワフルでありながら俊敏な動きを見せるという、新しいミイラ男のイメージを作り出すことに成功しています。片腕を包帯で吊り、片脚を引き摺って歩く、鈍重なユニヴァーサル版ミイラ男とは一線を画したミイラ男、これが私にとって子供の頃の印象のミイラ取りでした。

物語は。。。
エジプト人メヘメットの警告を無視して、古代のミイラを発掘した一族に、蘇ったミイラが襲いかかります。やがてミイラは、一族の女性を抱いたまま水の中に消えていこうとしますが。。。

ハマプロのセットを観るといつも東宝特撮シリーズのセットとイメージが被ります(笑)。

▪️Overview
「フランケンシュタインの逆襲」「吸血鬼ドラキュラ」の監督テレンス・フィッシャーと脚本ジミー・サングスター、主演のピーター・カッシング、クリストファー・リーのチームが作った怪奇映画。撮影はジャック・アシャー。音楽を担当したのはジョン・ホリングスワース。他の出演者はイヴォンヌ・フルノー、フェリックス・エイルマー等、レイモンド・ハントレー。製作マイケル・カレラス。(引用:映画. com)
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