ひらまさ

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のひらまさのレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
4.5
「攻殻機動隊」シリーズを追っているときに流れで鑑賞。

人間も社会もある程度電子化が進み、人間の脳すらも「電脳化」という形でデータ化され「義体」というものを用いることによって自身の身体すらも機械化できるほど進化しているが、まだ国際問題や国の境目がなくなるほど進んではいない近未来のお話。
話は公安の特別組織「公安9課」に属する全身義体の女性、草薙素子を中心に進んでいきます。

「自分を自分たらしめるものは何なのか」
時折自分で自分がわからなくなる時というのがありますが、そういう時に見たくなる映画だな〜と強く思います。

音楽も作画もBGMも、何もかもが素晴らしい!
近未来のような民族的なような...不思議な雰囲気の音楽が作品の雰囲気と相まっていて最高でした。
最初から最後まで目が離せなくて、惹きつけられる作品です。
義体を使えば自分と同じ姿の人間だっているのに、それでも私だって言える要素って何なんだろう?
光学迷彩の表現も綺麗だな〜。
「人形遣い」の不気味だけど信じてみたくなる魅力を声がうまく演出しているなと思います。
バトル作画もめっちゃ素晴らしいですが、1番好きなのは序盤の素子が目覚めて家を出るまでのシーンだったりします。
シルエットも涙を拭く仕草も、リアルでゾクっとしました!

最後のロリ素子、坂本真綾さんが演じてらしたんですね!
そう考えるとARISEのキャスティングもそういうことだったのかな〜と思います。
最高の作品でした!
ひらまさ

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