このレビューはネタバレを含みます
時は進み、高校3年生となったいちごたちは3月に卒業を控えていた。
あおい、蘭たち同級生はお互いにアイカツ！の道を走り続けていて、それぞれに中高6年間の間に築き上げたものたちを抱え、そして卒業後はスターライト学園を離れて新たな選択の時が訪れる。
わたし達の行く未来ってどんな感じなんだろう。いちご・あおい・蘭の選ぶ道とは...。
もうわりと最初のいつものカットインのあたりでボロボロ泣いていたのですがなんというかもう...「ああ、10年も経ってしまったんだな」と思いながらいちごちゃんがスクリーンの中で動き、成長していった様子を見ていて思いました。
わたしにとっていちごちゃんは私自身の人生の中でずっと辛いときに心の片隅にいてくれたキャラクターで、いつだって前向きで挑戦的ないちごちゃんの姿勢を見て私もずっと勇気をもらっていました。
だから、また会えたことも嬉しくて...。いちごちゃんは劇中で「また会いたい、また会えるときまで頑張れるアイドルになりたい」と言っていましたが私にとっていちごちゃんはまさにそういうアイドルなんだよ！というのもまた涙腺刺激ポイントでしたね...。
今回驚きだったのはあおいが海外への留学を決めること。
アイカツ！1期の終わりでいちごは単身アメリカへ行ってしまいますが、その流れを思い出させました。
けど、あおいにはあおいの行きたい理由やなりたい未来の自分像がもうできていてそこにまたあおいらしさを感じたり。
こんなにもアイドルとして頑張っていたのに、先生として新たな道を目指したいと思っているあおいちゃんのことを素直にすごいな、と思ったり。
その道にいちごと蘭の2人は寂しがるわけでもなく、素直に背中を押してあげるのもこの3人の関係性を感じます。
劇中、大人になったみんなが出てきますがらいち〜〜〜〜！！！！！！
一番驚いたのはらいちだよ！なんでアイドル達の飲み会にらいちがサラッと混ざってるんだよ！
なんでアイドルと一緒にタクシー乗ってんだよ！なんで平気な顔してんだよ！
なんか、らいちも大人になっちゃったんだな...と思ってしみじみとしました。それにみんながお酒を飲んでいるのも...！！！！
それが一番大人になっちゃってる〜〜！て思った瞬間だったかも...。20歳になったときはあおいとも通話繋いで飲み会とかしたのかな。
それにみんなが持ってる携帯がアイカツ！フォンじゃないのもうわ〜〜！ってなっちゃいましたね...。
学生のときは漠然と考えて夢を語っていた3人も未来でちゃんとその通りの大人になっていて、カレンダーガールの「なんてことない毎日がトクベツになる」日が来てしまったのかなと思っていました。
それに卒業ライブのシーンではキラキラのステージの上で輝くみんながきれいで、泣きながら見ていました。
MY STARWAY、名曲すぎる...。「いつか思い出すはじまりの日々は もう迎えられているのかも そっと振り返るわたしを 遠くで見守っていてね」
過去の自分が今の自分を見たらこんな大人になっちゃったんだ...って思うかもしれないけど、それも私らしいなと思うし、今の自分が過去の自分に会えるとしたら絶対に背中を押しまくっていると思います。
劇中にもこんなシーンあったなあ...。
改めて、アイカツ！を見ていて大好きだった頃の自分を思い返して刺さりまくる内容で...。
本当に見にいって、作ってくれて、ありがとうバンナムピクチャーズ...。
あの頃ゲームセンターに足しげく通ってスターアイドルに押し上げていたマイキャラちゃんも、今もどこかで輝いているのかな...。
2月には10thライブツアーのファイナルもありますが、さらに楽しみになりました！
私も明日からまたがんばろう！と思える映画でした。これからも未来に向かって走り続けます！いちごちゃん達がそうしてるみたいに。
またいつか、会いたいな。
