宝田明＆ユー・ミン主演の香港シリーズラスト作。
前2作とは打って変わって軽いノリのコメディ作品。

出会い方もいまひとつで、ここまでで一番脈のなさそうな2人だが・・・
お互いにいたずらを仕掛ける等、悪友のような関係が見ていて癒される。

上原謙＆加山雄三が父子役。共演シーンはないものの、それぞれ別の場所で会心の笑いを取っており絆を感じられた。

ビターな終幕の前二作とは違い、これ以上ないくらいのハッピーエンド。最終作に相応しい大団円。

素晴らしい三部作でした。
宝田さんが「香港の夜」トークショーで仰っていた、企画のみで終わった幻の4作目も実現してほしかったな～。

１０/１０＠ラピュタ阿佐ヶ谷

香港三部作ラストは前々作・前作とうって変わって軽ーいラブコメに。加山雄三がウクレレを鳴らす陽気なハワイ編からスタート。宝田明がユー・ミンをアテンドする東京編は見事にカルチャーギャップ&スクリューボール・コメディになっていて笑える。字幕付きの英語で延々と言い負かし合いをする二人がステキだし(映画全体としても圧倒的に英語台詞が多い)、口うるさい飯田蝶子おばあちゃんに旅館の女将・藤間紫に探偵の三木のり平と次々投入されるコメディリリーフまでホントにいちいち楽しい。こんなおちゃらけたホンもこしらえちゃう松山善三先生お見それしました。千葉泰樹もこういう軽いノリのほうが断然好き。戦争花嫁・草笛光子の中途半端な扱いは気になるが、光子のセクシーフラダンスが見られます。

飯田蝶子が演じるおばあちゃんは最高です。

ドタバタロマンスコメディとでも言いましょうか、ご家族で安心してご覧頂ける映画でした。

上映後、劇場にいらしていた宝田明氏がトーク。84歳とのことであったが、上品でダンディで立派な紳士でカッコ良かった。
こないだ東京ドームで見たポール・マッカートニーは76歳だったし、凄いねみんな。