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Perfume“コールドスリープ” -25 years Document-の作品紹介

Perfume“コールドスリープ” -25 years Document-のあらすじ

結成から25年間、第⼀線を⾛り続けてきたPerfume。5年ぶりの東京ドーム公演を⽬前にした、メジャーデビュー20周年記念⽇の2025年9⽉21⽇に、突然のコールドスリープを発表し、多くのファンに衝撃を与えた。本作は、2015年公開の『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』以来、10年振り2度⽬のドキュメンタリー映画になる。コールドスリープ突⼊前のラストライブとなった昨年9⽉22⽇、23⽇開催の「Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME」をはじめ、世界中で多くの熱狂と感動を⽣み出してきた唯⼀無⼆のライブパフォーマンスと、結成から現在に⾄るまでのあ〜ちゃん、かしゆか、のっちの軌跡を未公開映像とともに辿る。さらに、コールドスリープ発表後の裏側にも密着し、それぞれに独占インタビューも敢⾏。Perfumeのこれまでの歴史とともに、25年の歳⽉を経て、アーティスト・⼈として成⻑し⼤⼈になった彼⼥たちが、それぞれ変わってきたもの、変わらず在りつづけるものを紐解いていく。そして、本作で初めて語る、彼⼥たちの“今”の想いとはー。

Perfume“コールドスリープ” -25 years Document-の監督

佐渡岳利

Perfume“コールドスリープ” -25 years Document-の出演者

西脇綾香

樫野有香

大本彩乃

原題
公式サイト
https://www.perfume-web.jp/20x25-anniversary/perfume-movie/
製作年
2026年
製作国・地域
日本
上映時間
117分
ジャンル
ドキュメンタリー音楽
配給会社
日活

『Perfume“コールドスリープ” -25 years Document-』に投稿された感想・評価

tetsu
5.0
5年前のライブ参加から、ややPerfume熱が覚めていたものの、各所で絶賛の声を聞き、鑑賞。


[あらすじ]

日本を代表する3人組テクノポップユニット"Perfume"
2025年、彼女たちは"コールドスリープ"(活動休止)を発表した。
その裏側には、何があったのか。
休止前最後のライブを軸に、3人の"これまで"と"これから"を繋ぐ音楽ドキュメンタリー。


[はじめに]

この類いの映画、ファン向け&鑑賞料金高めのイメージがあるので、一般映画ファンには勧めづらいけれど、こればっかりは騙されたと思って、観てほしい一作。

"Perfume"という存在を知っていれば理解はできるし、割引キャンペーンを使えば、"500円"で鑑賞可能(詳しくは文末リンクを参照)なので、是非とも、一人でも多くの方に届いてほしい傑作だった!


[雑感]

両隣にいらっしゃった女性ファンの方々が冒頭からすすり泣いていた本作。

確かにオープニングは古参ファンは感涙ものの演出があり、ライトファンの自分ですらグッとはきた。

しかし、ここ数年間の活動を追えていなかった負い目もあり、ややアウェイな気持ちで鑑賞し始めたのだが、みるみるうちに惹き込まれる。

休止前ラストライブの裏側に迫る"終わり"へ向かうパートを軸に、デビュー初期・ジュニアアイドル時代から「ポリリズム」のスマッシュヒットまでの"始まり"を振り返るパートが交錯する導入の面白さ。

初期の華やかなライブ映像が、2025年の地味なレッスン風景へシームレスに切り替わる場面は、異なる時間を行き来する映画的な表現が素晴らしく、それは本作のテーマを象徴していたようにも思う。

Perfumeの本質はテクノロジーではなく、3人とそれを支えるスタッフやファンの人々。

ステージ上の煌びやかな姿からは想像できない地道な努力の積み重ねが、その存在を形作っている。

終盤、ラフな服装で直前リハーサルのパフォーマンスへと真摯に打ち込む場面では、そこに至るまでの過程も踏まえ、不意に涙がこぼれ落ちてしまった……。


[社会派ドキュメンタリーとして]

映画のジャンルでいえば、音楽ドキュメンタリーと言える本作。

しかし、それは作品の一面でしかなく、彼女たちの25年そのものが、社会のあり方や私たちの生き方を考えさせるのが興味深い。

そういう意味では、ある種、社会派なドキュメンタリーとも言えるのかもしれない。

日本を代表する音楽アイコンにのし掛かるプレッシャーと、人生のほとんどを"Perfume"に費やしてきた彼女たちの功績と犠牲。

それはワーカホリックやワークライフバランスを考えさせるテーマでもあるし、ファンや事務所に人生の選択肢を奪われてしまう日本のアイドル産業への問題提議にも映る。

そんな中、とある人生の転機をきっかけに、彼女たちがMIKIKOさん(デビュー初期から共に活動する演出振付家。チームを支えるメンター的存在でもある)のサポートを受け、自分たちの生き方を見つめ直す姿に感動。

日本を代表するポップアイコンとして、女性のロールモデルの第一線を走り続けた"Perfume"

彼女たちだからこその説得力があり、感慨深いものがあった。

また、Perfumeという存在を切り離した時、あくまで等身大の女性として彼女たちが生きていることを実感させる視点が秀逸。

この親近感こそが彼女たちの魅力であり、作品として、誰もが共感できる内容になっていたのも素晴らしかった。


[ドキュメンタリーとしての強度]

本作では、Perfumeが活動休止宣言に至るまでの経緯が記録されている。

ライブ打ち合わせから、今後の活動方針についてのシビアな話し合いへ広がり、後日、メンバー3人とMIKIKOさんにより、"コールドスリープ"が決定するまで。

隠し撮りで残されたそれらの記録映像には、正直、複雑な気持ちが残る。

そんなデリケートな瞬間ですら、商業映画として売り出されるアーティスト産業の闇と、ファンのために、その様子を見せる決意をしたグループとしての覚悟。

その間を揺れ動く鑑賞体験にはなったが、ともかく、ドキュメンタリーとして凄まじい映像だった*。

*もちろん、ドキュメンタリーは、事実を"ひとつの物語"として再構成するジャンルではあるので、ファンや一般層に見せていい部分だけで編集されている部分もあるとは思う。

また、この強度からは、ドキュメンタリー映画史に残る知られざる傑作『僕たちの嘘と真実-Documentary of 欅坂46-』を思い出した。

あちらでは人気アイドルグループの解散と再始動が、伝説的センター不在のまま描かれていたが、隠し撮りされた決定的瞬間や若手グループを導く大人たちの責任というテーマは、共通するもの。

一方で、今回の作品では解散ではなく、活動休止を選んだことが、ファンにとっても、メンバーにとっても、希望のある結末であり、ここには『僕たちの嘘と真実……』を越える感動があった。

また、これはジャニーズ解体後、次々と時代を彩ってきた人気グループが消え去ってしまった昨今の日本においても、力強いモデルケースだと思う。

そういう点で、Perfumeファンのみならず、何らかの音楽グループのファンだった人、今もファンの人にも観てほしい作品だった。


[私とPerfume]

さて、最後に、本作ではPerfumeがコールドスリープする一因として"あること"が挙げられていたのだが、個人的に感じていたことも書き記しておきたい。

遡ること、2020年2月2日、私は大阪の「Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed" in Dome」に参加した。

このライブは、Perfume初のベストアルバム「Perfume The Best “P Cubed”」にあわせたライブツアー。

そのため、私含め、普段はライブに行かない、比較的ライト層のファンも多い公演だったことを記録しているが、この時、印象的な一幕があった。

それは、ライブ終了直前、MCで「まだ、発表できないですが、近々、ファンの皆さんにとって、嬉しい発表があります」という旨の発言をしていたこと。

これは、当時のタイミングから察するに、オリンピックの開会式だったのではないかと思っている。

のちの報道でも、当初は総合演出をMIKIKOさんが担当(2016年のリオオリンピック閉会式における日本パートからの続投)し、Perfumeがナビゲーターのような役割で活躍することが発表されていた。

しかし、その後、コロナ禍の影響により、ライブツアーは中止。

オリンピックの開幕式も開催延期となり、演出変更などのゴダゴダを受け、MIKIKOさんは降板、Perfume案は幻になってしまう……。

個人的には、これはPerfumeの活動にとっても大打撃だったのではないかなと思っている。

グループにとって、転換点にもなり得た大舞台。

世界的にその活躍をお披露目する重要なパフォーマンスが消え、チームとしての目標が失われたこと。

大きなモチベーションがなくなったことで、彼女たちは登るはずだった階段を登れなかったのではないか。

もちろん、それ以降も彼女たちは努力を積み重ねてきた。

しかし、あくまでライト層のファン目線としては、やはり、2020年がひとつのピークだったようにも思えてしまうのだ。

劇中では、そんな2020年、MIKIKOさんが彼女たちに"ある質問"をしたことが語られる。

"今後の人生を捉え直す"ような、この質問から数年、グループはコールドスリープという道を選ぶことになった。

ここで書いたことは、あくまで私の憶測でしかないが、何が言いたいのかというと、あの幻の開幕式を越えるようなパフォーマンスを、いつか、Perfumeには実現してほしいということ。

そのためには、予算もいるだろうし、時間もかかるだろうとは思う。

しかし、今回の"コールドスリープ"により、時間は確保できたし、予算面も、休止中にもアーカイブ映像等のやりくりで何かしらの活動を行うこと(ラストに登場した"Perfume α"の文字が怪しすぎる。笑)が予想されるので、この反響次第なのかなと。

とにかく、いつか、あのライブでの興奮を再び味わいたい。

本作を観て、そんな気持ちが沸々と湧いてきた。

そういう意味でも、とても大切な鑑賞体験になった。


というわけで、ライトファンの自分としては、多くの人に観てほしいと思った本作。

現時点で本作の配信があるのかは分からないが、何はともあれ、音楽映画は劇場の音響も含めてな部分はあるので、取り急ぎ、劇場で鑑賞してほしい傑作ドキュメンタリーだった!


参考

Pontaパス|新規入会してもらえる500円クーポンで映画『Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-』を観よう!
https://entm.auone.jp/camp/perfume_500/lpc
(鑑賞料金500円になるクーポンはこちらから。)

Perfumeはなぜ世界に届いたのか──佐渡岳利監督が見た25年と「コールドスリープ」 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c030328/
(本編を並走する素晴らしいインタビュー。鑑賞前後にオススメ。)

【#ちはやふる-めぐり-】Perfume「巡ループ」ドラマコラボPV【主題歌】
https://youtu.be/1xUfHKn7GQk?si=l6U2AFv_nV7B5D2L
(映画三部作から7年越しの新作で主題歌を続投したPerfume。その歌詞が作品世界にぴったりなので、こっちのイメージに引きずられてしまうけれど、今回のドキュメンタリーを観ると……。泣)

「Perfumeの掟」はいいぞ|紺白/こんしろ
https://note.com/konshro/n/n84be332f6280
(これを読んでおくと、劇中の編集に納得する箇所も。)

Perfumeが過去の東京ドーム公演を再構築 笑顔で再会を約束し、しばしの“コールドスリープ”へ(ライブレポート / 写真10枚 / 8500文字) - 音楽ナタリー
https://natalie.mu/music/news/641574
(ファン向けの演出を分かりやすく、まとめてくれてる素晴らしい文章。読んでおくと、より理解が深まるかも。)

幻の“MIKIKOチーム版”五輪開会式を完全再現!【電子版オリジナル】 | 週刊文春
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1486
(課金記事というのが心苦しいのだが、気になる方は是非。)

振付師 MIKIKO氏、東京五輪開閉会式演出企画チーム「排除」報道を受けコメント発表
https://www.fashionsnap.com/article/2021-03-26/tokyo2020-mikiko/
(降板時の声明を読むと、尚の事、無念さが高まる……。)

【Next Movie's HINT】
チームワークの映画
>>音楽アーティストの映画
20年近く前に恵比寿LIQUIDROOMで初めて観たPerfumeのLIVE。ブレイク寸前の頃でしたがチケットは完売。ステージの幕が開いたと同時に、あ〜ちゃんがもう泣いていたのを良く覚えてます。あと仕事の出張で訪れた北海道でのGAMEツアー@ステージ最前列とか、ZeppTokyo公演で『コンピューター・シティ』のモッシュにのまれて死にかけた事とか…まぁいろんな想い出があります。どれも楽しかった。


で、コールドスリープ後の彼女たちの姿が少しでも観れたのは良いファン・サービス(ホントにファン想いですね)。かしゆかの断髪とか、あ〜ちゃんの花嫁ドレスとか(美し過ぎて…引いた)。あと、のっちの一般人化もw。


ちなみに掟ポルシェさんの早朝DJ&ダンスシーンが、今作一番の貴重映像ですw。
桃龍
3.5
コールドスリーブその0。
人類の歴史で初めて冷凍睡眠に挑んだ3人の日本女性のドキュメンタリ。嘘。
もし本当に可能なら、スーちゃん亡くなる前にやってほしかった。

それはともかく、彼女らの小学生時代からの膨大な映像から厳選され、後に日本の歴史には残るかもしれない瞬間も収められている。
かしゆかのヘア・ドネーション、いいね。断髪式してオークションやったら、ものすごい金額で売れそうだけど…。

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