滝和也

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼の滝和也のレビュー・感想・評価

3.2
細川茂樹が最近話題になったので…。
平成ライダー6番目、響の映画版。

そもそもこのライダー、当時異色作でした。成り立ちからして、ブレイドの玩具売上不振などから、平成ライダー終了検討の中、変身忍者嵐のリメイクとして考えられた作品。和風はここからきています。また新人ではない細川茂樹の起用。ある少年の成長のお話でもあるため、大人のライダーが起用されています。ただこの新機軸も失敗、途中でプロデューサー、メインライターが入れ替わると言う悲劇が起こります。話は面白かったんです。間違いなく。玩具も良く出来てます。

さて映画ですが、そもそも変身忍者嵐なので時代劇に無理がなくはまっています。もちろん飛躍はあるのですが。また七人の侍をモチーフにできるのも響ならでは。楽しめます。恐らく、ドラマを見ていなくても理解できる。ある村を救うため、ライダーが参集するのが筋ですね。ただ肝心のラストの戦闘シーンが消化不良です。編集、シナリオ、監督ともにきっちり見せ場を見せきれていないのが難点。ドラマでも最終回で同じようなコトを起こしますが。

ライダー役者の不祥事は本当に残念です。この時の細川茂樹は良かった。演技はうまくないですが味があった。同時に大河ドラマにもでてました。藤岡さんのようになれとは言えません。誤解かも知れません。でも残念です。ヒビキさん頑張って!
滝和也

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