枯れ葉のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

アル中作業員ホラッパが期限切れ商品を失敬してクビになった元スーパー店員アンサに惚れるお話。色んな映画のポスターが楽しい。不思議な劇場。

レトロなラジオからウクライナ侵攻のニュースが流れてくるなかで進む物語。生活感に引き比べて浮ついているようにも感じました。劇伴も合っているように感じず、「Dead Don't Die」もなあ…。

諧謔の色も弱く、前半は特にアンサもホラッパも存在が遠く感じましたが、酒を捨てるシーンでホラッパの心情の理解が一気に進められたようで印象的でした。

やけにリアルな飲み方のホラッパ。アンサは愛らしいですが、ハマってるのか少し疑問…。二人よりもフタリオとリーサの顛末の方が気になるなあ。

現代性の押し引きがやたらとクドく感じましたし、撮影もスチールほどにはグッときませんでしたが、やはり淡々としたリアリティがあり、恬淡とした愛の表現に見応えがあった作品でした。