たけちゃん

ゴッドファーザーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.2
君が友人ならそんなクズなぞすぐに処分してくれる


フランシス・フォード・コッポラ監督 1972年製作
主演マーロン・ブランド、アル・パチーノ


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、3月30日はなんと「マフィアの日」

そんな日があるんだと驚きました!
で、調べてみると、今から遡ること700年強。
1282年の出来事。
フランス支配下のシチリア島では、その圧政に苦しめられていた。それに対して民衆が蜂起し、叛乱がシチリア全島へと広がっていった。その日が今日です。
その時の合言葉が、
「Morte Alla Francia Italia Anela (全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」なんですって。
この言葉の頭文字を繋げると「MAFIA」になりますね。これがマフィアの語源とされています。なので、本来の意味からするとシチリア島出身の組織だけがマフィアと呼ばれるのですね。(´-ω-`)ナルホドナ



そんな今日観るべき映画と言えば、これしかないでしょう。「ゴッドファーザー」( •̀ω•́ )و✧



フランシス・フォード・コッポラを世界的名匠へと押し上げた本作。
アカデミー賞10部門ノミネート、作品賞、脚色賞、そして、マーロン・ブランドの主演男優賞を取った今作はまさに不朽の名作。1990年にアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存されました\(^o^)/スゴイ






正直に言うと、実は「ゴッドファーザー」って、最初、苦手でしたよね( ¯−¯ )フッ

1972年って、まだ、僕は小学生だし、お休みにはゴジラが観たくて「東宝チャンピオンまつり」をおねだりしていた頃ですから、「ゴッドファーザー」なんて観るわけもない(笑)。初コッポラは高校生で観た「地獄の黙示録」で、それに打ちのめされた後は大ファンになりましたが、それでもなかなか「ゴッドファーザー」には遡れなかった……。だって娯楽好きなんだもん( ˘ ˘ )ウンウン


なので、「ゴッドファーザー」はテレビですね。
既に20代だったと思います。さらにカミングアウトすると、当時はあんまり面白くなかった……。だって、長いし……(笑)
そんな作品が「ゴッドファーザー」です(T_T)



そんな僕が20数年ぶりに観たんですが……

いやぁ、めっちゃ面白い\(^o^)/
もう流石でございました(笑)
こりゃあ名作だわ。
ビシビシ響きますよね( ˘ ˘ )ウンウン
やっぱり若い時は分からんかったんだね~。



勝手なイメージで、もっと暴力の映画だと思ってましたが、ものすごく愛情深い作品でした。
もう、マーロン・ブランドが素晴らしいです。
しわがれた声と皺に生き様が滲んでましたね!

「生き延びる」
それはとてつもない経験則が刻まれていくこと。
僕らが生きる1日とは重みが違う。
明日をも知れぬ身なれど、家族のために絶対に生き残るという強い思いを感じました。


でも、自分が生き残り、息子が先に逝くのは、どんな者でも辛い。先日の「硫黄島からの手紙」を観ても思ったけど、平凡でも、明日を心配しないで生きていける時代や世界がいいなぁ。

ボンクラでお金もないけど、それでも、こんな映画三昧の人生が送れて、僕は幸せです( ˘ ˘ )ウンウン





また、「ゴッドファーザー愛のテーマ」をはじめとする音楽が素晴らしいですね~。知らん人がいないくらいに有名ですが。

作曲はニーノ・ロータ。
フェリーニ監督作品や「太陽がいっぱい」なんかで知られてますね。次作、パートツーでアカデミー賞作曲賞を受賞しますよ( •̀ω•́ )و✧

この人、イタリアの作曲者なんですよね。
だからか、本当にピッタリ( ˘ ˘ )ウンウン
マフィアと言えば、これ……と僕らは刷り込みに近い感じで曲に馴染んでいますよね(笑)



はぁ、こりゃ止まれないわ。
今からPart IIに突入します(`・ ω・´)ゞビシッ!!