おらんだ

ルパン三世 カリオストロの城のおらんだのレビュー・感想・評価

3.9
カジノの金庫を襲撃し、大金をせしめた筈のルパンだったが、それは全て精巧な偽札だった。偽札製造に関与するとの噂のあるカリオストロ公国に潜入したルパンと次元は、ウェディングドレス姿で逃げ回る少女を見つけ保護する。

この映画にマンネリを感じるようであれば、それは金曜ロードショーのせい。何回も同じネタを擦りすぎ。日テレめ。

ピンチの女の子を救うキザで素敵な泥棒さんと、女の子を虐める悪い伯爵の対決の構図が分かりやすく、楽しんで見られる。
まず序盤のカーアクションでグッと惹きつけられる。と同時にいつものルパンを感じる事ができるので安心する。ここはスピードにもストーリーにも緩急があって面白い。このカーアクションはスピルバーグが「完璧」と称したらしい。

マンガ的なコメディを随所に散りばめる事で二枚目になり過ぎない様にしている所も上手いと思う。今作のルパンはいつもの5割増しでキザなので、二枚目と三枚目の丁度中間に落とし込んであって、クドさが抑えられていると思う。

この映画の名台詞と言えば、最後の銭形のヤツだろうけど、個人的には「おい!ここに俺と同じ顔をした奴が来なかったか⁈」からのやり取りの方が好き。何年か前にコンビニで真似するヤツ流行ったね。
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