kazu1961

セックスと嘘とビデオテープのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.5
▪️Title : 「セックスと嘘とビデオテープ」
Original Title :「Sex, Lies, and Videotape」
▪️Release Date:1989/12/16
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :第42回カンヌ国際映画祭
パルムドール 男優賞
▪️Appreciation Record :2020-152 再鑑賞
▪️My Review
スティーブン・ソダーバーグ監督のデビュー作ですね。8日で書き上げ、5週間で撮影を行った予算120万ドルの本作は、独立系映画に多くのお客様を引き込んだ功労者的作品です。
蒸し暑い南部の町で繰り広げられる現代の人間関係を鋭くセクシーで、知的な目で描いたマイナー作品の大作です。
タイトルに表れている、3つの要素をアイテムとしながら現代人の深層心理が繊細にそして大胆に描かれています。特に、ビデオ撮影を用いた実験的描写の数々が面白い効果を醸し出していますよね。
平凡だった日常がビデオカメラによって切り刻まれていく様はどこか怖さすら感じます。嘘で固められた世界に生きて、そしてカメラの前では本音を曝け出していく、そんな深層心理はやはり怖いですよね。
物語は。。。
アメリカ南部の町、バトン・ルージュに住むジョンとアンの夫婦は、社会的にも安定した理想的なカップルです。しかしその裏では、ジョンはアンの妹シンシアと肉体関係を結んでいました。そんなある日、ジョンの旧友グレアムが彼ら夫婦を訪れたことから、彼らの欺瞞に満ちた生活が崩れ、内面に潜んでいた自己が次第に浮き彫りにされてゆきます。。。

▪️Overview
ルイジアナ州の小都市。弁護士のジョンは理想的な家庭を築いているかに見えるが、実は妻の奔放な妹と関係していた。そんな折、学生時代の友人が訪れ、ビデオカメラで性的対話をしようという。心優しき変態者の来訪により、それぞれの男女が自己崩壊と自己発見のスリルを味わっていく。ソダーバーグ監督デビュー作。(引用:映画.com)

出演は、アンディ・マクダウェル、ジェームズ・スペイダー、ピーター・ギャラガー。
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