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告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故

告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故が配信されているサービス一覧

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告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故が配信されているサービス詳細

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告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故

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配信状況無料期間と料金
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告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故の作品紹介

告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故のあらすじ

航空業界の巨人とも称されるボーイング社。その内部告発者であるジョン・バーネット亡き今、アカデミー賞候補歴のあるロリー・ケネディ監督が同社の実態にさらに深く切り込んでいく。 Netflixで2026年8月19日配信開始

告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故の監督

ロリー・ケネディ

原題
Freefall: A Reckoning for Boeing
製作年
2026年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
93分
ジャンル
ドキュメンタリー

『告発の果て: ボーイング737MAX墜落事故』に投稿された感想・評価

幽斎
5.0
僅か5ヵ月の間に2機のボーイング737MAXが墜落、隠された企業の怠慢と利益優先を内部告発から暴く、骨太の続編ドキュメンタリー。Netflix作品。

2022年 4.8 Downfall: The Case Against Boeing 地に落ちた信頼
2026年 5.0 Freefall: A Reckoning for Boeing 告発の果て、本作、続編

いつも思うけどNetflixって、映画よりドキュメンタリーの方がセンス良くない?(笑)。本作は前作と同じImagine Documentaries製作。出演者は全てSelf、当事者の語りで構成。改めて事件を振り返ろう。航空業界の巨人Boeingのボーイング737MAX墜落事故を別の視点で描く。監督はアカデミー賞候補のRory Kennedy。

単なる「墜落事故の再検証」ではなく、前作「地に落ちた信頼 ボーイング737MAX墜落事故」続編として、事故後もボーイングの企業文化は本当に変わったのか、内部告発者はなぜ命を懸けて告発し続けるのかを追う。前作が「なぜ737 MAXの墜落が起きたのか」対し、本作は視点を「なぜ事故後も同じ問題が繰り返されるのか」へ移す。中心に語られるのが、Boeing General ManagerのJohn Barnett。

品質管理責任者の彼は、737 MAXそのモノだけでなく、787 Dreamlinerの製造品質についても内部告発を行い、会社との法廷闘争を続けた。しかし、証言手続きの途中で死亡。公式には自殺とされてるが、SNSでは「ボーイングに依る暗殺」と言う陰謀論が、世間的にも渦巻いた。しかし、本作はソレに乗らず、寧ろ「なぜ、ソコまで人間を追い詰める組織とは何なのか」と言う論点で問題を検証する。

737 MAXでは、ライオン・エア610便(2018年10月)、エチオピア航空302便(2019年3月)、二つの事故が、僅か5ヵ月の間に発生。合計死者は346人。事故は737 MAXの飛行制御システム、MCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System)深く関係。前作「地に落ちた信頼」、システムがなぜ生まれ、なぜパイロットへの説明が十分で無かったのか、誤った経営判断を中心に描いた。日本でも電源がロストしてトラブルに見舞われ、ニュースに為ったのでご記憶だろう。

「737 MAXを止めれば問題は終わったのか?」、答えは「NO」。コレが本作の最も恐ろしい部分。根本的なテーマは飛行機ではなく、企業体質。前作と同じ監督は単なる設計ミスとして扱わない。寧ろ、コスト削減→アウトソーシング→品質管理の弱体化→現場へのプレッシャー→内部告発→告発者への圧力→問題が更に見えない。つまり、「一人の悪い経営者が悪かった」ではなく、「悪い判断を生み続けるシステム」。三菱自動車のリコール隠し、トヨタ自動車の認証不正、日産自動車の無資格問題、ホンダのデータ書き換え、ダイハツ工業の安全試験の不正、貴方が日々命を預ける車ですら同じ事が起きてる。日本で無傷のメーカーは存在しない。

真の主役はJohn Barnett。ボーイングで約30年以上働いた品質管理のベテラン。彼が問題視したのは、単なる細かい製造上のミスではない。機体内部に残る金属片、不適切な部品管理、酸素システム、品質検査の問題、不良部品の再利用、製造現場への過剰な生産圧力を取り上げた。衝撃的なのが、「航空機を作ってる人間自身が、その飛行機に乗る事を恐れてる」こんな皮肉が他に有るだろうか?。単なる航空評論家が「危険だ」と言ってるのではないのが、極めて恐ろしい。

センセーショナルな点は、彼がボーイングを相手取った内部告発の訴訟の最中、2024年3月に死亡。アメリカのSNSでは「ボーイングに殺されたのではないか」説が広がった。しかし、本作は、安易な陰謀論には与しない。彼の死についてボーイングに依る直接的な殺害説を支持すると言うより、会社との対立や長期的な精神的負担が彼を追い詰めた側面を重視。つまり、「誰が彼を殺したのか?」ではなく、「内部告発者が、ソコまで追い詰められる組織環境とは何なのか?」。陰謀ドキュメンタリーではなく、企業倫理が問題。しかし、コレだけでは終わらなかった。

787 Dreamliner、2024年のアラスカ航空1282便で飛行中に胴体側面のドアプラグが外れ、機体に大きな開口部が生じた。映画「エアポート」的な事態が本当に起きた。乗客が死ななかった為、737 MAXの事案と同列に出来ないが、「なぜ事故になり得る機体が飛んでいたか」。乗客が死と隣り合わせで写した動画のリアルさには息を吞む、John Barnettが指摘した酸素マスクの不具合も現実に起きた。パイロットの冷静な判断で、無事に着陸出来て本当に良かった。明日は我が身かも。

原題「Freefall」、直訳すると「自由落下」。飛行機事故を連想。しかし、ソレだけではない。737 MAXが堕ちた、だけでなく、ボーイングと言う企業そのモノが「Freefall=自由落下」、二重の意味も有る。そして、Reckoning for Boeing の Reckoningは清算、アメリカ英語で「決着」。つまり、「ボーイングが墜落して逝く・・・だけど責任は問われない」無力感も感じた。民間旅客機はフランスのエアバスとボーイングしか選べない(中国とロシアを除く)。こんなロシアンルーレットが許されるのか!。

私も787 Dreamlinerに乗った事が有る、倫理さえ自由落下する、告発ドキュメンタリー。
4.0
2005年にジム・マックナーニがCEO就任時に始まったボーイング社の衰退と、ボーイング737MAX型機の2度の連続墜落事故・アラスカ航空のドアプラグ吹き飛び事故に迫るドキュメンタリー。


26-282
私の好きなドキュメンタリー映画で何が真実かを考えさせられる映画でした。

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