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恋するトマトのkazu1961のレビュー・感想・評価

恋するトマト(2005年製作の映画)
4.3
▪️Title :「恋するトマト」
Love Tomato/Kumainkanaba?
Original Title :※※※
▪️Release Date:2006/05/13
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-077 再鑑賞
▪️My Review
大切なものは土と水と太陽。そして、あなた。。。
農家の過酷な現実に、傷つきすぎて未来をなくした中年の日本人男性が、フィリピンの豊かな自然の中でいきいきと働く若く美しいフィリピン女性と出会い、自らを再生し、本当の愛を育んでいく、そんなラブストーリー。私の隠れた邦画の傑作です!!
当時の社会問題にするどく切り込んでいるのに先ず感心します。日本の農村に於ける嫁不足・後継者問題・結婚詐欺、フィリピンに於ける売春ツアー・じゃぱゆきさん等、日本・フィリピンが抱える社会問題を描いているんですね。
そんな中で、これらの問題に翻弄される主人公とヒロインが人間として生きていく事への正義・誇りを取り戻して生きて行く姿、そして愛を育んでいく姿を見事に描いています。
特に企画・脚本・製作総指揮・主演を務めた大地康雄の役どころ、そんなにカッコ良くない中年の主人公が自ら再生していくその姿に感動します。
脇役を固める、主人公をふってしまう富田靖子や結婚詐欺を働くルビー・モレノ(懐かしい!!)はまさに適役です。そして、主人公と恋に落ちるヒロインは当時のフィリピンのトップ女優アリス・ディクソンが演じています。
最初は日本の農村が舞台、しかし作品の大半はフィリピンが舞台となるそんな国際的なラブストーリー、なかなか見応えがありますね!!

▪️Overview
企画・脚本・製作総指揮・主演を大地康雄が務めた。集英社の文芸誌「すばる」に掲載された小檜山博の小説『スコール』をもとに映画化された。副題の「クマインカナバー」は、タガログ語で「ごはん食べましたか?」の意味。(参考:Wikipedia)

農家の嫁不足という社会問題を背景に、日本人の中年男性と美しいフィリピン人女性の恋を描くラブストーリー。監督は「世界最強のカラテ キョクシン」の南部英夫。出演は「蝉しぐれ」の大地康雄、フィリピンのトップ女優のアリス・ディクソン。(引用:映画.com)

そのほか富田靖子、村田雄浩、ルビー・モレノ、藤岡弘、らが脇を固める。
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