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トランスフォーマーのRのレビュー・感想・評価

トランスフォーマー(2007年製作の映画)
2.1
なんでこの映画を見ることを選んでしまったのか……始まって1時間経つか経たぬかの前に猛烈に後悔。そこから残りの約一時間半の長いこと、長いこと。永遠に終わらないかと思った。久々に死ぬほどおもんない映画見たわ。途中からどうでもよすぎてストーリーが頭に入ってこなくなった。なので、ちゃんとした感想文は書けません。とりあえず、パッと思いつくことだけ書いとこか。良かったとこから。主演の男の子! 漫画から出てきたような見た目の子! ゴルゴ13みたいな眉、キョロキョロつぶらな目、ぷっくり大きな鼻、チョボンとした口……このクリクリした愛くるしい男子は誰だ! と思って調べてみたら、シャイア ラブーフではないか。僕のこの人のイメージ、ニンフォマニアックしかなかったからびっくり仰天! 何たるトランスフォーメーション! しかも、なんと、トランスフォーマーって宇宙人なんすねー。人なんですねー。人間が作ったロボットやと思ってた。金属でできた生き物。まーたしかに、物質としての人間の構成要素と、精神性や生命との不可思議な関係を考えたら、金属で同じことが起こったとて、なんら不思議はないものね。彼ら金属ロボたちがオートボットとディセプティコンという二派に分離するのも、常に分断に苦しむ人間の性質が宇宙の作用によって生じたことを考えると、十分納得がいく。トランスフォーマーたちの星の秩序を乱す反乱軍ディセプティコンたちは、すごい力を秘めた謎の物体「キューブ」というものを追って、地球にやってくるのです。それは、どうやら地球人によって入手されているらしい。オートロボットたちはそれをディセプティコンにとられてしまわないように、あとを追う。ディセプティコンはラジカセやらヘリやら大型トラックやらさまざまに変態し、アメリカの国家機密をハッキングしようと試みる。彼らが求めているものの正体はなんなのか……一方そのころ、アメリカに住むサムというクリクリ男子高生が、学校の成績がまぁまぁよかったということでお父さんに車を買ってもらえることに。ポルシェがもらえる! と浮かれてたら、ただの中古車で、しかも実はそれ、オートロボット側のトランスフォーマーの擬態なのでした。ちょっとわけわからんと思いますが、その後の流れをざっくり書くと、トランスフォーマーたちの探し求めるキューブに関する情報が、サムの祖先が使っていた眼鏡に秘められているらしく、その眼鏡の現時点での持ち主であるサム君は、そのことを知らんとeBayで売っぱらおうとしてるのです。いや、そんなぼろい眼鏡ぜったい売れんやろ笑 よって、両軍がサムの取り合いをし始めるって流れ。ほんま単純にそれだけの話で、他には特に何もない。なのに、ダラダラダラダラどんだけ延ばすねん!!! あえて言うとしたら、サム君と美女の恋愛騒動があるくらい。それもオマケ感満載。それはなくてもよいですよね。その娘がサムくんちに来て、部屋に隠れて、両親がそこに入って来ようとするオナニーシーンでは少々笑いが起こり、それ以外にもちょろり、ちょろり、フフッとなるシーンあったけど、それ以外は、かったるすぎた。個人的には、トランスフォーマーがいろんな電気機器に変態する様子とか、巨大トランスフォーマーたちが街中で大暴れするシーンとか、CGのテクスチャーそんなに気持ちいいと思わなかった。現代の目で見てるからしょうがないんやけど。あと、味方側のトランスフォーマー達のキャラクラー造形が浅いので、どれが何役で、どれが誰で、誰がどんな奴なんかぜんぜん覚えられんし、サムら人間とのからみもまったく印象に残らない。これは参りましたわ。良かった点をなんとかひねり出そうとしているが……あー、カメラの動きが目まぐるしいのと音楽のあおりでめちゃくちゃテンポが速く感じられることくらいかなー。けどそれは錯覚でしかなく、実際はそれが逆効果になって、時間めっちゃ長く感じる。速くて、長い。見せ場のはずの戦闘アクションシーンはハチャメチャすぎて何が起こっとんのか分かりにくいし。要らんわ正直。おっと、文句ばかりになってしまいました。最後にもう一度だけいい点を言っておくと、シャイアラブーフ。こんなにキュートな少年だったとは。この路線で行けばよかったのに。あーでもこれだけだと俳優生命短くなってしまうかー。さてさて、トランスフォーマーには続編が沢山あるようだけど……今のところ見ていこうという気持ちはゼロですわ!!! もし2以降は最高に面白いんです!!! と猛プッシュしてくださる方がいらっしゃいましたら、見るかもしれませんが。それはなさそうですね。
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