撲殺

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国の撲殺のネタバレレビュー・内容・結末

1.7

このレビューはネタバレを含みます

まずは老体に鞭打って頑張ったハリソン・フォードに拍手。まさか2000年代にインディ・ジョーンズのナンバーシリーズ新作が拝めるとは思わなかった。

映画の内容としては「まぁ、そうなるよね」というお決まりの展開が続く。そしてラストシーン。正直ここまでの時点で歴代の中ではワーストだった。何か、上手く言えないけど「ロッキー・ザ・ファイナル」を見ている時の気分に近いような…まぁまぁそんなに頑張らないで程々にしたらいいじゃないすか。と声をかけたくなるというか…実際CGを大量投入したりシャイア・ラブーフに頑張らせたりと騙し騙しやってたしね。

やはりシリーズものの宿命としてどうしても前後の作品と比較されてしまうというものがある。本作ももっと早く作ればいいものの時間が経ちすぎてしまった。皆もう年取っちゃってるから無理なアクションができないのだ。仕方ないのは分かる。しかしファンとしてはどうしても衰えすぎているインディ・ジョーンズの姿を見るのが辛かった。

そんなことを思いながらたどり着いたラスト。そのラストがまさかの宇宙人オチ。はぁ!?って声出たわね。別に宇宙人じゃなくても良いだろうに…
味の薄いラーメンを食べててもう麺がほとんど無い時にいきなりウスターソースを思いっきりぶち込まれた気分になった。

恐らくもうハリソン・フォードがバリバリ主役を務めるインディ・ジョーンズ作品は無いだろう。頼むからその最後の作品の本当に最後で「?」となっちゃう要素を入れないで欲しかった。最後にレイダース・マーチを流しても無駄なのよ。頭の中は宇宙人で一杯。これで終わりでいいのかインディ・ジョーンズ…そう思いました。
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