スランプ中の英国のミステリー作家サラは、南仏にプール付き別荘を借りる。
しかし突然借り主の娘、ジュリーが現れ、彼女の生活は一変する。
この作品、サスペンスといっても、殺人の謎解きなどではなくて、
最後の最後に監督にドカンとやられるタイプのミステリー。
えー!!と思ったものの
そこからいろいろ考えてしまうし、してやられた感をニヤリとできれば心から楽しめます。
ラストまで直線的に淡々と物語が進み
本当の本当にラストでどんでん返しが来るので
観終わった後、論争になること間違いなし。
当時劇場で観て、友達とかなり論争になりましたよ。
若さあふれる肉体と
熟した魅力の
二人の女性の魅力の対比が続き
鮮やかな青の映像美のプールシーンでの色香と怪しさがすごい。
謎の中毒性があり、
また観みたい!とかまた観よう!って思えてしまう作品です。
さすがのフランソワ・オゾン。
いつも女性の側に立って作品をつくってくれる。
完璧な正解を見つけようとせず
考え巡らせつつ何度も思い出して楽しめる作品です。