1968年。パリ。五月革命。
恋人のような美しい一卵性双生児の男女と、彼らのアパートに転がり込むアメリカ人留学生の男。
とても危くて、異常で、でも必死に愛を求めてて…
切ない。
うーん…さすがベルトリッチ。
こんな青春映画撮れる人、今いない。
オープニングから引き込まれる。
ルイ・ガレルのなんとも言えない目つきの演技にやられる。
たまらん、ルイ・ガレル。
美女1人にイケメン2人っていう構図が終始最高です。
俗世を忘れてうっとりした気分に酔いしれたい人にオススメ。
退廃的な雰囲気なのに、可愛らしくもあり。
大人の女性の力強さ、色香を漂わせるエヴァグリーン。
かと思えば、少女のようなあどけなさ、瑞々しさを匂わせて。
毎回脱ぎっぷりの良さに驚かされます。
だけど、いやらしくない。
潜在意識にごっそりこびりついて、
自分のなかをゆさゆさ揺さぶられる…
そんな大好きな作品。