ならず者の作品情報・感想・評価

「ならず者」に投稿された感想・評価

http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=42379
三船敏郎のフィルモグラフィを調べてみると驚愕する。
毎年6本7本の封切りが当たり前。(主演じゃないものもあるけど)
黒澤作品だけでも結構な拘束時間だろうに、一体どんだけハードスケジュールだったんだ。((((;゜Д゜))))

さて、今作。
30代の三船さんの格好良さを堪能しつつ、飯場の女将役、清川虹子の名演が印象に残りました。
清川さんのフィルモグラフィがこれまた凄いんですが、ほとんどがプログラムピクチャーで、観てない作品ばかり。清川さんの凄さを再認識しました。こういう迫力あるオバサン演技出来る人はもう出て来ないだろうな。
明治生まれの実人生が滲み出るかのような存在感にやられてしまったんですが、この時まだ40代と言うから驚き。
しゅん

しゅんの感想・評価

3.8
山の男達の仕事・生活の場である松岡飯場でのお話。

日照り続きで儲けの出ない飯場で二人の男が巻き起こすひと騒動、ふた騒動

一人目は流れ者のカンジ、仕事の腕はピカイチだが酒と博打と喧嘩が大好きで飯場の連中と喧嘩はしょっちゅう、遂には飯場のやり方まで口を出し始めて、、、

二人目の男はフルカワ、山には似つかわしくないほどヒョロヒョロ、斧を持たせればすっぽ抜けてしまうほど、飯炊きの女衆にもバカにされる始末、それでも働くのはある理由があったのだった。

労働に勤しむ人々の人情味溢れるお話で良かった。ミフネはカッコいいし、志村喬も良かった、個人的には男勝りの飯炊きおばちゃんの役の清川虹子が乙女な顔をのぞかせたりして素敵。

働くっていいなぁー、さぁ仕事仕事
のん

のんの感想・評価

3.7


林業の労働者たちの生活を、彼らの激しくもカラッとした気性とともに描いていて良い。
飯場の様子はわさわさしてて、喧嘩が絶えず笑いも絶えず、まるで「貧しいながらも楽しい我が家」といった感じ。いやぁ面白い。
アクションドラマって説明あるけど、古典的な人情喜劇。

ゼニコ、チンコロ、トンチキ…などなど、昔の言葉が続出するのも味があっていいです。

三船敏郎が主題歌「山の男の唄」を歌ってるんだけど、声がいいですね~。
志村喬が飯場頭なのも良い。

『拓林飯場』という戯曲が基になっているとのことだけど、この青柳信雄監督、デビュー作が浪曲の広沢虎造の映画(「虎造の荒神山」)で、その他落語もの歌謡曲ものを量産したというから俄然興味津々!