kazu1961

つぐみのkazu1961のレビュー・感想・評価

つぐみ(1990年製作の映画)
3.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-576 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋JR東海「クリスマス・エクスプレス」のテレビCMで初めて牧瀬里穂を見た時は鮮烈でしたねー!そんなまだ19歳の瑞々しく輝いている牧瀬里穂と、セカチューなど何度も映画の舞台となった西伊豆松崎の昭和の香りの風景美、そして市川準監督が奏でる詩情のある空気観にどっぷり浸る、そんな作品ですね。

🖋市川準監督は言っています。 「いつ消えてしまうかわからない、かけがえのないものがあって、それが発する、強い「生命力」というものがあるような気がした。いろんな不可能にいらだち、いろんなことに命がけであるような女の子のきらめきと、そのきらめきに心を動かされるものたちの、視線が描けたら、と思った」。。。

🖋やっぱり良いのは、昭和の香り、静かな海沿いの田舎町、古びた旅館。。。そしてまったりと流れる空気間。身体が弱いがゆえに生命力が光り輝く少女つぐみ、そんなエキセントリックな役柄を牧瀬里穂がバッチリ演じています。またその受け側に回っている中嶋朋子も良い味を出しています(でもやっぱり蛍に見えてしまうんですけどね。。。)。

🖋特にストーリーがある訳でもなく、吉本ばななの原作を市川準監督ならではの空気感で描いた作品、BGMのような心地の良い作品ですね。

😊Story:(参考:Amazon )
生まれつき身体が弱く、甘やかされて育ったつぐみ(牧瀬里穂)はわがままな18才の少女。しかし死の恐怖と背中合わせの日常を送っているせいなのだろうか、その不思議な生命力にまりあ(中嶋朋子)は心をひきつけられるのだ。東京で大学生活を送っていたまりあは、つぐみとその姉の陽子(白鳥靖代)に招かれ、高校までの時代を過ごした西伊豆へ渡る。なつかしい思い出さながらに穏やかな日々を送る少女達。そこに恭一(真田広之)があらわれる。運命の出会いのように巡り合ったつぐみと恭一は自然にひかれあう。しかしつぐみに横恋慕する不良少年は恭一を許さなかった。愛犬を殺され、恭一に暴力をふるった不良達に復讐を考えるつぐみ。夏は、もう終わりに近づいていた・・・・・・。

🔸Database🔸
・邦題 :『つぐみ』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1990
・日本公開 : 1990/10/20
・上映時間 : 105分
・受賞 : ※※※
・監督 : 市川準
・脚本 : 市川準
・原作 : 吉本ばなな『TUGUMI』
・撮影 : 川上皓市
・音楽 : 板倉文
・出演 : 牧瀬里穂

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
生まれつき体が弱いわがままな少女つぐみと彼女を囲む人々とのひと夏の出来事を描く。吉本ばなな原作『TUGUMI』の映画化で、脚本・監督は「ノーライフキング」の市川準。撮影は「バカヤロー! 私、怒ってます」の川上皓市がそれぞれ担当。
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