たけちゃん

羊たちの沈黙のたけちゃんのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0
子羊の悲鳴は止んだかな?


ジョナサン・デミ監督 1990年製作
主演ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス


すっかり期間が空いていますが、1月中にはフィニッシュしたいこのシリーズ「娯楽映画の福袋」(笑)
前回「レヴェナント」をレビューしたので、少しアカデミー賞作品を続けてみようかと、下書きしていたこの作品を仕上げました\(^o^)/

娯楽映画の福袋、今回は【娯楽ミステリー・サスペンス】映画のジャンルです。またまたベタなセレクションですが、個人的に大好きなものばかり( ˘ ˘ )ウンウン
ホラーは苦手と話していますが、ホラーチックな作品は嫌いじゃないんですよね。ただ怖がらせるだけの映画やエログロを強調するものが苦手なんで、怖いサスペンスや猟奇ものは意外と好きなんです。
では、今回の福袋には何が入っているのかな?
袋を開けてみましょう\(^o^)/


……
……
……パカッ


【おすすめ娯楽ミステリー・サスペンス映画】
セブン
シックス・センス
ダ・ヴィンチ・コード
スティング
羊たちの沈黙

次点:愛と死の間で

付録【おすすめ娯楽ミステリー・サスペンスシリーズ】

アルフレッド・ヒッチコック作品シリーズ
アガサ・クリスティ作品シリーズ
Xファイルシリーズ
フリンジシリーズ


どうですか?
これはみんな大好きですよね~( ˘ ˘ )ウンウン
「スティング」はレビュー済。
実は今回「セブン」と「シックス・センス」とも迷いました。
どちらもまだレビューしてませんからね(^-^)
でも、今回は僕をサイコスリラー好きへと導いてくれた「羊たちの沈黙」にしました!

この手のミステリー作品は、基本ネタバレ禁止よね。
「セブン」は大好きな胸糞映画だし、ネタバレ禁止って言うのもネタバレになるほどですが、いつかレビューしなきゃ。「シックス・センス」も同じだよね。何を言ってもネタバレだけど、観た人とは語りたいなぁ。

「スティング」はサスペンスなのでしょうか(笑)
「ダ・ヴィンチ・コード」は2作目の「天使と悪魔」が一番好きです( ˘ ˘ )ウンウン
謎解きとドキドキがたまらないよね。
ついつい情報が入ってくるから、知らずに観るのは難しいくらいかも。未見の人はお早めに!

個人的にすっごく好きなのが番外編のケネス・ブラナー監督作「愛と死の間で」。この作品でケネス・ブラナーを好きになったし、この手の話が本当に好きで、たまらんのです。これも近々レビューしたいなぁ( ˘ ˘ )ウンウン


さて、付録の方の話ですが、今回の福袋ではシャーロック・ホームズやアガサ・クリスティ作品、ヒッチコック作品は取り上げませんでした。
「ヒッチコック劇場」でサスペンスを学びましたし、シャーロック・ホームズやポアロにミステリーの面白さを教えてもらいました。だから、どれをとっても好きですね。なので、1本は選ばず、あえて外してあります。

で、それ以外の話なんですが……
「X-ファイル」のシリーズが大好きでした。
もともと、宇宙人やUFOに類する話が大好きでしたからね。でも、1993年に始まったこの作品、意外にもヒットして、何シーズンも続きました。
夢中になって観ましたね。
この作品からですよね。海外ドラマが日本でもブームになったの。レンタル屋でごっそり借りて観ましたよね。そのあとは「24」になるかなぁ……。

もう一つは2008年に始まった「フリンジ」
J.J.エイブラムスが仕掛け人の1人だったこのシリーズ。やはりFBIが不可解な事件を「フリンジ・サイエンス」を利用して解決するストーリーでした。
興味があればシーズン1だけでも観て欲しいなぁ。僕はめちゃめちゃ好きで、BOX買っちゃったくらい……( ¯−¯ )フッ


ということで、以上、おすすめのミステリー・サスペンス作品でした。



では、映画のレビューに進みましょう\(^o^)/

この映画のタイトルは「The Silence of The Lambs」訳はそのまま「羊たちの沈黙」です。
では、羊たちが沈黙するとは、どういうことなのか?
それをぜひ考えながら映画を観て欲しいですね。
それを知った時、僕はゾクゾクしました。


この映画を観て、初めて僕は「プロファイリング」という言葉を覚えました。この映画以降、行動心理学や犯罪心理学の本をずい分読みましたね。また、この映画のような作品を好んで観るようになりました。その時の勉強は、今の仕事にも役に立ってる気がします。ほんと、影響を受けました。

トマス・ハリスの原作が素晴らしいんでしょうね。
僕は読んでいないので、映画でしか知りませんが、本当によく出来ている。
また、すごく絵的に美しいですよね。芸術的というか、耽美的で、倒錯しているのに妙な美しさがある映像が描かれている。この辺は監督のジョナサン・デミの手腕なのかなぁ。胸に突き刺さりました。



バッファロー・ビルと呼ばれる連続殺人事件の犯人を逮捕するため、FBIはハンニバル・レクター博士を捜査に協力させようとするが上手くいかない。そのために、若い捜査官見習いのクラリス・スターリングを派遣するのだが……


なんと言ってもFBIの捜査官見習いクラリスを演じるジョディ・フォスターが素晴らしかったですねぇ。
オープニングでエレベーターに乗るシーンがあるんですが、周りの屈強そうな男性たちと比べてクラリスがあまりにも小さくて。そんな小さなクラリスがレクター博士と対峙する。
だから、観客の僕らはみんなクラリスを応援することになりますよね。
クラリスの格好、スーツや髪型って、今回新たに見ると、ジリアン・アンダーソン演じるスカリーに似てるな~って思った。まぁ、FBIの女性捜査官は、みんなあんな感じなのかもね( ¯−¯ )フッ
そして、そのクラリスを周りの男たちは好奇の目で見つめる。時代とはいえ、性差別が酷い。実はそれを含めて、演出です。女性は常に性犯罪のターゲットとなりうるんですよね。クラリスが怖くて怯えながらも、必死に立ち向かう演技が素晴らしかった( ˘ ˘ )ウンウン


そして、ハンニバル・レクター役のアンソニー・ホプキンス。
素晴らしい!
「シャイニング」のジャック・ニコルソンの顔のアップも凄いけど、今作のレクターも迫力がありましたね。
まるで教師が生徒に教えるようにクラリスを導く。
そして、優雅で残酷。
こんな魅力的な悪人います?
エンドロールの最後まで見届けてくださいね!




さて、次回の「娯楽映画の福袋」は【おすすめ娯楽アニメ映画】です。何かな何かな~\(^o^)/