でしょうかな

逆転裁判のでしょうかなのレビュー・感想・評価

逆転裁判(2011年製作の映画)
3.4
凶悪犯罪が増加し、3日間で有罪無罪を決める序審法廷制度が導入された近未来の日本で弁護士を務める成歩堂。ある日、彼の師匠である綾里が殺害され、その妹で霊媒師の真宵が容疑者となる。彼は無実を信じて戦うが、事件には深い闇が隠れていた。

ちょっと前に観た作品。
怪作寄りではあるが、ゲームの実写化としては結構頑張った作品だと思うし、個人的には結構好き。主に原作の2話と4話を繋ぎ合わせたシナリオになっている。
原作は、一見明るい雰囲気を纏いながら、事件の真相は重苦しいというギャップが大きい話が多いと思うが、映画ではディストピアやオカルト要素がそのおぞましさを包み隠さず登場し、その不気味さがゲームとはまた一味違う感じで好き。序盤の霊媒、昭和っぽい登場人物は…まあコスプレ感は否めないものの、原作に寄せようという努力は感じた。性格はゲームから少し変わっているキャラもいるが、皆演技は上手いのでそれも許容範囲内。強いて言えば真宵ちゃんはちょっと最後まで違和感が拭えなかったかな…。
展開についても、通してプレイしても半日はかかるであろうシナリオを2時間ちょっとに纏めたせいか、確かに強引な点はあったが、一応そつなく纏まってはいると思う。
原作未プレイ勢が観て面白いかは保証しかねるが、既プレイ勢なら観てみるのも悪くないと思う。
でしょうかな

でしょうかな