kazu1961

ギャング・オブ・ニューヨークのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.9
▪️JP Title :「ギャング・オブ・ニューヨーク」
Original :「Gangs of New York」
▪️First Release Year : 2002
▪️JP Release Date : 2002/12/21
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards :第60回ゴールデングローブ賞
監督賞 主題歌賞
▪️Appreciation Record : 2020-657 再鑑賞
🕰Running Time : 168分
▪️Director : マーティン・スコセッシ
▪️Writer : ジェイ・コックス、ケネス・ロナーガン、スティーヴン・ザイリアン
▪️MusicD : ハワード・ショア、エルマー・バーンスタイン
▪️Cast : レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアス、ダニエル・デイ=ルイス、リーアム・ニーソン、 ジム・ブロードベント、ヘンリー・トーマス、ブレンダン・グリーソン、ジョン・C・ライリー
▪️My Review
エンディングのNYの発展の象徴的な風景として、ワールドトレードセンターが映し出させるのが印象的でした。公開時期に9.11同時多発テロが起きたのは、あまりにもの皮肉でした。とても印象に残っています。
監督のマーティン・スコセッシは、ハーバート・アズベリーが1928年に出版した同名の著書を大胆に解釈し、19世紀のニューヨークの底辺で生きる人々や犯罪者、ギャングを見事に描き出しています。
本来の主演のレオナルド・ディカプリオを差し置いて、デイ=ルイスの生き生きとした素晴らしい演技が印象です。そして英国アカデミー賞の主演男優賞はデイ=ルイスが受賞しています。ブレンダン・グリーソン、リーアム・ニーソン、ジム・ブロードベント、ジョン・C・ライリーはそれぞれの役がらを見事にこなしています。しかしながら唯一のヒロイン役のキャメロン・ディアスはこういう作品には少し向いていないかもしれません。
スコセッシ監督のカメラワークはこの暴力的な世界を縦横無尽に動き回り、スピード感を生み出しています。スコセッシ監督は、「構想に30年を要した」と語っています。撮影はローマ郊外の大規模映画スタジオである「チネチッタ」に当時のニューヨークの町並みを完全再現して行われ、撮影期間270日、制作費約150億円を投じて制作された大作です。

物語は。。。
1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツでは、アメリカ生まれの住人たちの組織“ネイティブズ”とアイルランド移民たちの組織“デッド・ラビッツ”が対立していました。幼少のアムステルダムは、神父でデッド・ラビッツのボスである父親を敵のボス、ビリーに殺されます。アムステルダムは投獄され、復讐を誓いながら15年の歳月が過ぎ、アムステルダムが帰ってきたファイブ・ポインツは、ネイティブズに仕切られ腐敗していました。デッド・ラビッツは既に壊滅していましたが、それでもアムステルダムは復讐のため素性を隠しビリーの組織に潜り込みます。やがてジェニーという女に出会い、次第に惹かれていくのですが。。。

▪️Overview
マーティン・スコセッシ監督が70年代に同名ルポに出会って以来、映画化を希望してきた作品。同時多発テロの影響などで公開が1年延期となった話題作。1846年、移民たちがそれぞれギャング団を結成し、縄張り争いに明け暮れるニューヨーク。目の前で父を殺された少年アムステルダムは、15年後、父を殺したギャング団のボス、ビルへの復讐を果たそうとする。街もまた、大きな変革期を迎えようとしていた。(参考:映画. com)
kazu1961

kazu1961