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アンタッチャブルのkoyaのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.5
TOHOシネマズの「午前十時の映画祭11」にて鑑賞。
一年間なかったけれど、やはり復活してくれました、午前十時の映画祭。

1980年代ってケビン・コスナーの時代だったように思います。
男盛りですね。主演作がたくさんありました。

それまでは『キャリー』のブライアン・デ・パルマ監督が『アンタッチャブル』の......と言われるようになりました。

もうヒッチコックの映画大好き監督ですから、個人的には名作『殺しのドレス』の美術館を歩く後ろ姿をえんえんと撮る手法、健在でよかったです。

緩急をキリっとさせるのが上手くて、どちらかというとこの映画は硬派な映画なのですが、安心させておいて、びしっ、みたいな。

もう、ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ演技合戦でもありますが、貫禄ある様々な男たちの熱い戦いの映画でもありました。

衣装がとても素敵で、1930年代のスーツといういより背広姿、高級感が漂っていてツィードの服なども素敵。
個人的にはアンディ・ガルシアの漆黒の髪が素敵。

シカゴという都会だけでなく、カナダとの国境での馬での疾走などもあって躍動感ありました。

男は戦い、女子供は守られる......という今風ではないかもしれないし、黒人、有色人種も出てこない(イタリア系はもめる)映画ですが80年代ってそういう時代だったんですね、と改めて思いました。
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